ダイニングのラグは、床の傷や汚れ予防、空間のゾーニング効果など様々なメリットがあります。
一方で、ダイニングは食べこぼしなどで床が汚れやすい場所。
ラグを敷いて汚れてしまわないか、心配な方も多いと思いのではないでしょうか?
ダイニングで使用するラグは、メンテナンス性を意識して選ぶことが大切です。
使い勝手の良いラグをダイニングに敷くことで、食事の時間を楽しく華やかに演出してくれることでしょう。
本記事では『ダイニングにラグを敷くメリット』と『ダイニングテーブルの下に敷くラグの選び方』について解説いたします。
ダイニングテーブルの下にラグを敷くメリット
ダイニングテーブルの下にカーペットを敷くことで様々な恩恵を受けることができます。
- フローリングの傷予防
- 階下への防音対策
- 埃予防
- 空間の演出・ゾーニング
フローリングの傷予防
ダイニングの椅子を出し入れすることによって、摩擦によって床に細かい傷ができてしまうことがあります。
フローリングの傷予防に効果的なのが、カーペットです。
ダイニングテーブルの下にカーペットを敷いておくことで、フローリングを保護することができます。
椅子を出し入れする部分もカバーできるよう、少し大きいサイズの物をお選びください。
階下への防音対策
食器の落下音、椅子を引きずる音など、ダイニングは大きな音が発生しやすい場所です。
カーペットはフローリングに比べてクッション性が高く、音や衝撃を和らげてくれます。
ダイニングの生活音を少しでも減らしたい方は、ダイニングにラグを敷いておきましょう。
埃予防
カーペットにはダストポケット効果があり、ダイニングの空気をクリーンに保つことができます。
ダストポケット効果とは、埃や食べこぼしなどのハウスダストを繊維表面に取り込み、舞い上がらないようにする効果のことです。
カーペットが埃の舞い上がりを抑制し、衛生的な食事シーンを演出します。
付着したハウスダストは繊維の表面についているため、掃除機で簡単に吸い取ることが可能です。
空間の演出・ゾーニング
リビングとダイニングが一体となった間取りも多く見かけます。
LDKの間取りで食事スペースと寛ぎスペースを区切りたいときにも、カーペットは便利です。
カーペットは存在感があるため、空間を視覚的・機能的に区切る(ゾーニング)効果があります。
ダイニングにラグを敷くことで、ダイニングエリアと他のスペースをゆるやかに区別することが可能です。
空間をラグでゾーニングすることで、メリハリのある間取りにすることができます。
ダイニングラグを敷かないメリット
一方で、「ダイニングにラグは必要ない・いらない」という意見も一定数あります。
ダイニングにラグを敷かない主なメリットは、以下の2つです。
- 空間がすっきりする
- お手入れが楽
それぞれ詳しくご紹介します。
空間がすっきりする
ラグは空間を華やかに演出する一方で、視線を集めやすいアイテムでもあります。
ラグを敷かないことで、全体的にすっきりとしたダイニングにアレンジすることが可能です。
ダイニングをできるだけシンプルにまとめたい方は、ラグを敷かないインテリアがおすすめでしょう。
お手入れが楽
飲食をするダイニングは、他の部屋に比べてもカーペットが汚れる確率が高くなります。
汚れやすいダイニングにカーペットを敷くとお手入れの手間がかかることから、何も敷かない方が良いという方もいるようです。
カーペットが食べこぼしなどで汚れてしまったときには、拭き掃除や洗濯をしなければなりませし、汚れがひどいと染みが残ってしまうこともあります。
その点、繊維製品であるカーペットよりも、フローリングの方がお手入れが簡単です。
染みなども残りにくく、掃除機掛けや拭き掃除で汚れを落とすことができます。
食べこぼしが気になる年齢のお子様がいる場合は、お手入れしやすいフローリングを選んでも良いでしょう。
ダイニングテーブルの下に敷くラグの選び方
この章では、ダイニングに敷くカーペットの選び方について解説いたします。
ダイニングのカーペットを選ぶときには、下記の3点に気をつけましょう。
- 毛足が短い・薄手
- テーブルに合うサイズ
- お手入れしやすい機能
毛足が短い・薄手
ダイニングカーペットは、椅子の出し入れがしやすいものを選ぶことが重要です。
毛足が短く、薄手のカーペットを選びましょう。
また、毛足の短いカーペットは汚れが落としやすいという点でも、ダイニングラグに適しています。
ループパイルや、平織のカーペットも、おすすめです。
どちらも椅子を移動しても引っ掛かりにくく、お手入れもしやすくなっています。
毛足の長いシャギーラグは、椅子の移動の際に引っ掛かる可能性があるためご注意ください。
テーブルに合うサイズ
ダイニングに敷くラグマットは、テーブルを基準にサイズを決定します。
テーブル幅+75cmのサイズであれば、椅子の出し入れをスムーズにおこなえるでしょう。
つまり、向かい合わせで椅子を設置するのであれば、テーブル幅+150cmが目安となります。
2人掛けダイニングテーブルのサイズは、幅80cm×奥行き80cmの正方形や、幅120cm×奥行き80cmの長方形が多いです。
カーペットは、140×200cm(1.5畳)や200×200cm(3畳)を目安に選びましょう。
来客の際に椅子を追加して使用する場合は、200cm×200cm以上のゆとりのあるサイズをお選びください。
4人掛けテーブルは幅120cm×奥行き80cm以上が目安です。
お子様の年齢が大きい場合は、幅135cm×奥行き80cm以上のサイズが必要となります。
カーペットは、200×200cm(2畳)や200×240cm(3畳)以上のカーペットを選びましょう。
お手入れしやすい機能
ダイニングは汚れやすい場所ですので、お手入れしやすい機能付きのカーペットを選びましょう。
■お手入れしやすい機能■
- 撥水
- 防汚
- 抗菌
- 消臭
- 洗濯機洗い可能
水が染み込み難く、汚れを拭き取りやすい撥水機能はダイニングに最適な機能です。
また、ウール素材は繊維そのものに汚れを弾く効果があり、薬品を塗布せずとも撥水効果を発揮します。
その他、抗菌や防臭などの機能が付いたカーペットは、食べこぼしをしても清潔を保ちやすいです。
サイズの小さいカーペットであれば、洗濯機で丸洗いできるものを選んでも良いでしょう。
当店おすすめのダイニングラグ
当店FROMF LOORではお手入れが簡単でダイニングにも使用しやすいラグを多数ご用意しております。
ここではダイニングでも使いやすいおすすめのカーペットをご紹介します。
クッションフロアラグ 超音波カット
ダイニングの広さに合わせて10cm単位でオーダーいただけるクッションフロア。
クッションフロアは水や汚れに強く、メンテナンスが簡単なことから、ダイニングのマットとして人気です。
フローリングと同じ木目調デザインのため、ダイニングを広くスッキリと見せることができます。
超音波カットすることにより、一般的なクッションフロアよりも端がきれいに仕上がります。
飲み物をこぼしてしまったときも、断面から水が染み込む心配もありません。
レモド オーダーカーペット
ダイニングラグに最適な撥水機能付きカーペット。
フッ素樹脂による強力撥水・防汚加工が施されており、抜群の防汚効果を発揮します。
水が染み込みにくいため、汚れてしまったときも拭き掃除がしやすいです。
追加料金なしで、サイズ加工を承っております。
お部屋やダイニングテーブルの形状にぴったりのサイズで敷き込みたい方におすすめです。
バンジュ オーダーカーペット
24時間消臭効果を発揮する、トリプルフレッシュⅡ加工付きのオーダーカーペット。
トリプルフレッシュⅡは光や電気を使わずに、生活悪臭を外のない水や二酸化炭素に分解する、環境に優しい消臭加工技術です。
バンジュは消臭機能に加え、強力撥水機能もついているため、ダイニングの床を衛生的に保つことができます。
バンジュは、端の一部を『縁なし加工』に変更することができます。
縁なし加工にすることで、2枚のカーペットを違和感なく繋げることが可能です。
リビング&ダイニング全体にカーペットを敷きたいときにご活用ください。
パレット2 ラグ
優しい色使いでダイニングを華やかに彩るカーペット『パレット』。
洗濯機で丸洗いができるため、食べこぼしの多い小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。
撥水機能が付いているため少しの汚れであれば簡単に拭き取ることができます。
トリック ラグ
食事の時間を楽しく彩る北欧デザインのカーペット『トリック』。
飲み物をこぼしても安心の撥水・防ダニ加工付きです。
毛足が輪になっている(ループパイル)ため、椅子の出し入れがしやすくなっています。
滑り止め機能がついているため、椅子を引きずっても引っ掛かりにくく出し入れがスムーズです。
ダイニングラグを敷く際の注意点
ダイニングでラグを使用するうえで気になるのは、やはり衛生面ではないでしょうか?
汚れを放置しない
ラグ・カーペットを衛生に保つ上で大切なのは、迅速に汚れを落とすことです。
撥水ラグは、こぼしてしまった水分を弾く効果があります。
しかし、防水と違って完全に水が染み込むのを防ぐわけではありません。
長時間放置すると汚れが染み込み、掃除や洗濯をしても染みが残ってしまうこともあります。
洗えるラグも同様です。
長い時間が経過した汚れは、水洗いをしても落ちないことがあります。
ラグを汚してしまったら放置せず、速やかに汚れを拭き取るようにしてください。
ラグの下に滑り止めを敷く
薄手のラグは軽くて扱いやすい反面、椅子を引くときなどにズレてしまうこともあります。
特に、椅子の脚がカーペットとフローリングの間を移動するような場合は注意が必要です。
気になる方は、滑り止め付きのラグか、ラグの下に滑り止めを敷き込んでください。
本記事のまとめ
本記事では、『ダイニングにラグを敷くメリット』と『ダイニングテーブルの下に敷くラグの選び方』について解説いたしました。
ダイニングにラグを敷くメリットには、以下のようなものがあります。
一方、ダイニングは食べこぼしなどの汚れが発生しやすい場所です。
衛生的にラグを使えるよう、毛足の短いものやお手入れがしやすいラグを選びましょう。
ダイニングテーブルの下に敷くラグはサイズ選びも重要です。
椅子を引く幅(75cm)を考慮して、カーペットのサイズをお選びください。
万が一カーペットを汚してしまったときは、放置せずに速やかに拭き取りましょう。
ラグは使い方を工夫すれば空間を快適でおしゃれに彩ることができる床材です。
ぜひ、楽しい食事の時間に華を添えてくれる素敵なラグをお探しください。