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廊下の寒さ対策に最適なカーペット・マットの選び方

廊下の寒さ対策に最適なカーペット・マットの選び方

玄関から冷気が入り込む廊下は、家の中でも特に冷え込みやすい場所です。
しかし、廊下は暖房がつけられないために寒さ対策を断念してしまう人も多いのではないでしょうか?

そんな廊下の寒さ対策としておすすめしたいのが、廊下敷きのカーペットやマットです。

カーペットは断熱性が高い床材。
ヒーターのように電気を使わずとも、床の冷たさを和らげることが可能です。

本記事では、廊下の寒さ対策に最適なカーペットの選び方について解説いたします。

廊下が寒い原因

物が少なくおしゃれな廊下

では、なぜ部屋に比べて廊下は寒く感じられやすいのでしょうか。

■廊下が寒い原因■

  • 玄関から冷気が入り込んでいる
  • 合板フローリングの断熱性が低い
  • 暖房器具の設置が難しい

玄関ドアは、外からの冷気が入り込みやすい場所。
廊下は玄関と繋がっているため、玄関ドアを開閉するたびに冷気が入ってきてしまいます
また、築年数の古い家だと玄関ドアが断熱性や気密性が低下していることがあり、廊下の熱が外に逃げてしまうことがあるのです。

廊下の床に合板のフローリングが使用されていることも、廊下が冷えてしまう要因のひとつ。
合板のフローリングは熱が逃げやすく、足元の冷えを感じやすい床材です。
フローリングの上を素足で歩いたときにヒンヤリと感じるのは、足裏の熱が床材に逃げてしまっているから。
特に日本のように室内では靴を脱いで過ごす生活様式では、フローリングの冷たさがダイレクトに感じられます。

廊下は幅が狭かったりコンセントの数が限られていることから、暖房器具の設置が困難なことも少なくありません。
そのため、廊下は冷え込みやすい環境であるにもかかわらず、暖房器具を置くなどの寒さ対策が難しい場所なのです。

廊下の冷えは「ヒートショック」を招く危険性も

コップと毛布が置かれた冬の部屋

部屋と廊下の温度差が大きいと、ヒートショックを招く恐れがあるため注意しましょう。

ヒートショックとは急激な温度変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。
めまいや立ち眩みなどの症状の他、心筋梗塞、不整脈、脳梗塞など命に関わる病気を引き起こすこともあります。

ヒートショックは入浴前後に発生する事故として取り上げられることが多いですが、実は廊下でも発生することがあるのです

廊下は暖房器具がなく、部屋との温度差が大きい場所。
部屋から廊下に出たときに感じられる、ヒヤッとした寒さはヒートショックの引き金となります。

大切なご家族の健康を守るためにも、廊下の寒さ対策は万全におこないましょう。

廊下の寒さ対策にマット・カーペットが最適な理由

ウィルトン織りの廊下敷カーペット『メルン』

家の中でも比較的温度が低く、しかも寒さ対策が難しい場所である廊下。

そんな廊下で、寒さ対策におすすめなのがカーペットです。
カーペットは断熱性の高く、床からの冷えを遮断してくれます。

この章では、廊下の寒さ対策にカーペットやマットが最適な理由をご紹介します。

断熱性が高い

繊維に沢山の空気を含んでいるカーペットは、フローリングに比べて断熱性や保温性が高いです。
廊下にカーペットを敷いておくことで、床下から伝わる冷気を遮断し、室内の熱が床下に逃げるのを防ぐことができます。

また、足裏の熱が床に逃げることも少ないため、ヒヤッとした冷たさを感じることも少ないです。

また、冷たい空気は下に集まる性質があるため、足元は一層冷えやすくなっています。
カーペットで足元を暖めることは、廊下全体の寒さ対策においても重要であるといえるでしょう。

スペースを圧迫しない

カーペットはスペースを圧迫することなく使用できる点も魅力です。

ヒーターやストーブなどの暖房器具は、設置するのにスペースが必要になります。
しかし、廊下は幅が狭いため、暖房器具を設置すると生活動線を防いでしまうことになりかねません。

カーペットは床に敷き込むだけなので、スペースを圧迫することなくお使いいただけます。

幅の狭い廊下や細長い廊下、どんな廊下にでも実施しやすい寒さ対策方法です。

電気を必要としない

カーペットは電気がなくても寒さ対策ができることもメリットです。

廊下の防寒対策に、ホットカーペットや電気ヒーターなど電気を使用する暖房器具はあまり適していません

電気を使用する暖房器具は暖まるのに時間がかかります。
そのため、廊下は滞在時間が短いにもかかわらず、暖房器具の電源をつけっぱなししなければならないのです。

また、細長い廊下では1つの暖房器具で廊下全体を温めるのが難しいこともあります。

その点、カーペットは電気を必要としないため、電気代を節約しながら、廊下全体の寒さ対策をすることが可能です。

廊下の寒さ対策に最適なカーペットの選び方

高密度で丈夫な高級ウィルトン織り廊下敷き アライン 廊下敷き

廊下にカーペットと敷くことには、寒さ対策、防音対策、転倒予防など様々なメリットがあります。

この章では廊下の寒さ対策に最適なカーペットの選び方について解説いたします。

一般的な廊下敷きカーペットの選び方については、こちらの記事をご参照ください。

サイズ

廊下敷きのカーペットは、廊下の幅や長さに合わせて選びましょう。

一般的な廊下敷カーペットの幅は60~80cm程度長さは50~800cmとなっています。

ご自宅の廊下の幅と長さを採寸し、ぴったり合うものをお選びください。

人が歩く中心部分をカバーできていれば、防寒対策としての効果は十分に発揮してくれます。

廊下の気密性や断熱性を高めたいときは、廊下の幅ぴったりにカーペットを敷き詰めるのがおすすめです。
既製の廊下敷きカーペットだとサイズが合わない場合は、サイズオーダーの廊下敷きカーペットをご検討ください。

厚み・密度

カーペットの断熱性に大きくかかわるのが、カーペットの厚みと毛足の密度です。

カーペットは毛足が長く厚みがあるほど、断熱性が高くなります。

ただし、あまりにも毛足の長いカーペットは、廊下と部屋の段差に躓いたり、夏に暑苦しく感じたりするかもしれません。
廊下敷きカーペットをオールシーズン使用する場合は、適度な長さのものを選ぶようにしましょう。

同じ毛足の長さでも、毛足の密度が高い方が断熱効果は強まります。

カーペットの密度を比較したいときは、ノット数や目付量などを確認しましょう。
ノット数は絨毯の織り目の細かさ、目付量は1㎡当たりの重さを表す単位で、どちらも数値が高いほど密度が高いという事になります。

その他の機能

廊下は生活における重要な動線です。
快適に過ごすためにも、廊下に敷くカーペットは断熱性以外の機能も慎重に選びましょう。

ペットや小さいお子様のいるご家庭では、撥水機能が付いていると便利です。
汚れや水分を弾き、簡単にお手入れできます。

またカーペットのサイズが小さかったり、タイルカーペットの場合は、ズレてしまうことがあるため滑り止めが付いていると安心です。

廊下の寒さ対策におすすめのカーペット6選

廊下敷きのカーペット

ここでは当店自慢の廊下敷カーペットをご紹介します。

当店の廊下敷きカーペットは追加料金なしでサイズ直しが可能です。廊下にぴったりの長さでご注文いただけます。

廊下専用のマットを敷く以外に、オーダーカーペットを廊下の広さに合わせてカットして使用する方法もあります。
選択肢が広がり、より断熱効果の高い敷物を選ぶことが可能です。寒さ対策には断熱性が高いウール素材のカーペットを選びましょう。

当店のオーダーカーペットは、追加料金なしで1cm単位でサイズをオーダーいただけます。
ぜひ、廊下にジャストサイズで敷き詰めてご使用ください。

タイルカーペットは、好きな形状にレイアウトできるのが魅力です。
L字の廊下にもぴったりサイズで敷くことができます。

また、部分的に取り外して洗うことができるため、ペットやトイレトレーニング中のお子様がいるご家庭にもおすすめです。

廊下の寒さ対策方法

シンプルで白い廊下

最後に、カーペットを敷く以外の廊下の寒さ対策方法について解説いたします。

玄関と廊下に仕切りを作る

玄関と廊下に仕切りを設けることで、玄関から熱が逃げないようにすることができます。

玄関にのれんや間仕切りカーテンを設置しましょう。
間仕切りカーテンは、玄関の目隠し対策としても便利です。

床までの長さの間仕切りカーテンにすると、足元から熱気が逃げにくく、保温効果を高めることができます。

遮熱カーテンを取り付ける

室内の暖かさは、約50%が窓から流出しています。
廊下や部屋の寒さ対策をする際は、窓の断熱対策もおこなうようにしましょう。

廊下の窓の断熱対策には、遮熱性の高いカーテンがおすすめです。
電気不要で設置も容易なため、手軽に窓の断熱をすることができます。

窓周り品の中でも特に断熱効果が高いのは、遮熱カーテンハニカムスクリーンです。

ハニカムスクリーンは窓周り品トップクラスの断熱性を誇るアイテム。
フラットなシルエットになっており、狭い廊下でも圧迫感なくお使いいただけます。

遮熱カーテンは、ドレープカーテンとレースカーテンを併用することで高い断熱効果を発揮します。

床暖房を導入する

床暖房はスペースを圧迫することなく設置できる暖房器具のひとつです。
足元を中心に廊下全体を暖めてくれるため、ヒートショック予防にも高い効果を発揮します。

新築を立てるときやリフォームのタイミングで、床暖房の導入も検討してみましょう。
床の張り替えや、床の上に暖房シートを重ねて設置することで、数日で床暖房を導入することも可能です。

廊下をしっかり暖めることができる床暖房には、電気代が高いというデメリットがあります。
つけっぱなしで使用する必要があるため、廊下を通らない時間の電気代が無駄に感じられるかもしれません。

電気代と暖房効果を天秤にかけて、導入するかをご検討ください。

本記事のまとめ

本記事では、廊下の寒さ対策に最適なカーペットの選び方について解説いたしました。

玄関から冷気が入り込みやすい廊下は、家の中でも寒さが辛い場所です。
合板フローリングの断熱性が低いことや、暖房器具の設置が難し事も、廊下が寒い要因となります。

廊下にカーペットやマットを敷いて、寒さ対策をしましょう。

カーペットはフローリングに比べて非常に断熱性が高いことが特徴です。
廊下の幅ぴったりに敷き詰めることで、気密性や断熱性を高めることができます。

寒さ対策として敷き込むカーペットは、サイズや厚みに注意しながら選びましょう。

1年中カーペットを敷いておく場合は、お手入れのしやすさなど他の機能にも着目してお選びください。

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