ホテルライクな寝室を作るときに欠かせないのが、カーペットの存在です。
実際、ホテルの客室の足元には、カーペットが敷かれていることが多いと思います。
では、一体なぜ、ホテルの寝室にはカーペットが敷き込まれているのでしょう?
それは、カーペットが『空間に豊かさを与えてくれるもの』だからです。
カーペットは踏み心地が良く、転んだ時の衝撃を吸収する安全性の高い床材。
防音効果や照明の反射を抑える効果もあり、静かで穏やかな居室を演出するのに最適なのです。
寝室に素敵なカーペットを敷いて、心の贅沢を味わえるホテルのような寝室を演出してみてください。
本記事では、ホテルライクな寝室に敷くカーペットの選び方について解説します。
ホテルライクな寝室にカーペットが欠かせない理由
まずは、ホテルライクな寝室にカーペットが必要な理由について解説いたします。
カーペットがホテルライクな寝室に欠かせない理由は、主に3つあります。
- 高級感を演出する
- 機能性に優れている
- 安全でリラックスできる空間を演出する
高級感を演出する
ホテルライクな寝室は、生活感をなくしスタイリッシュにまとめることが求められます。
一方で、シンプルにまとめすぎると、ホテルならではの非日常感や贅沢感を感じることができません。
特にフローリングの床は硬い印象を与えたり、ログハウスのようなナチュラルな印象を与えます。
そこで活躍するのがカーペットです。
カーペットは足触りが良く、空間に高級感をもたらす床材。
豊かな毛足のカーペットをプラスすることで、ホテルのようにラグジュアリーな寝室を演出できます。
カーペットは無地やシンプルデザインも多く、スタイリッシュさと贅沢感の両立が可能です。
機能性に優れている
カーペットの持つ優れた性能は、快適な睡眠環境を整えてくれます。
■カーペットの機能性■
- 滑りにくく安全性が高い
- クッション性に優れ、踏み心地が良い
- 防音性により静かな空間をつくる
- 断熱性により気温を一定に保ちやすい
- ハウスダストの舞い上がりを抑制する
クッション性に優れたカーペットは、踏み心地が良いだけでなく、転倒した時の衝撃を和らげる効果もあります。
カーペットは断熱性が高く、床からの冷えを感じにくいです。
冷暖房効率を高めるだけでなく、冬場のヒートショック対策としても優れています。
また、カーペットにはハウスダストの舞い上がりを軽減する効果もあり、寝室の空気をクリーンに保つことができるのです。
カーペットの持つ豊富な機能は、良質な睡眠環境づくりをサポートしてくれるでしょう。
安全でリラックスできる空間を演出する
ホテルライクな寝室は、非日常な空間であると同時に、心と体を休められる空間でなければなりません。
機能豊富なカーペットは、リラックスした空間作りにも役立ちます。
カーペットは照明の反射を吸収するため、フローリングに比べて眩しさを感じにくいです。
カーペットの生み出す光の柔らかいグラデーションは、心を鎮め、寝室に最適な照明環境を作ります。
また、カーペットはインテリア性を高める敷物であると同時に、五感に優しい床材です。
滑りにくく、転倒時にも怪我を予防してくれる安心感。
優しい踏み心地や、防音効果による居心地の良さ。
心理的なストレスを軽減し、心をリラックスさせるカーペットは、まさに寝室に最適な床材と言えるでしょう。
ベッド下にカーペットを敷くメリットについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
寝室をホテルライクに演出するカーペットの選び方
床は、インテリアの基盤となる場所。
床に敷き込むカーペットによって、寝室の雰囲気は大きく変わります。
ホテルライクな寝室にするためには、どのようなカーペットを選べば良いのでしょう。
この章では、寝室をホテルライクに演出するカーペットの選び方を紹介します。
敷き方
カーペットはフローリングよりも、リラックス効果が高い敷物。
ホテルライクな寝室にするのであれば、カーペットは床全体に敷き詰めるのが理想です。
敷き詰めカーペットが難しい場合も、できるだけ大きな面積で敷き込むようにしましょう。
円形のカーペットや、小さなマットサイズの敷物はインテリアのアクセントにもなります。
床一面を張り替えるのが難しい場合は、ベッドサイドにラグを1枚敷いてみてください。
色
カーペットはインテリアの土台となる部分です。
主張の強い色よりも、インテリアと調和しやすい色を選ぶようにしましょう。
迷ったときはアイボリーやベージュ、グレーなどの無彩色がおすすめです。
無彩色はどんな色とも合わせやすいため、ベッドカバーやカーテンなど他のファブリックとカラーコーディネートがしやすくなります。
また、カーペットを赤や青などの有彩色にすることで部屋の雰囲気を大きく変えることも可能です。
テーマカラーが決まっている場合は、カーペットに取り入れてみても良いでしょう。
心を落ち着けるグリーンやブルーなどは、寝室でも使いやすいです。
尚、ビビットな色使いは落ち着かない印象を与えることがあります。
寝室には、ダークトーンやペールトーンのように彩度を落とした色を選ぶようにしましょう。
デザイン
カーペットのデザインは寝室全体の雰囲気に影響します。
寝室は身体を休める場所。
面積の大きいカーペットは、落ち着いたデザインを選ぶようにしましょう。
シンプルなデザインだからこそ、毛足の質感やテクスチャはしっかりと吟味して選んでください。
艶やかで光沢のある毛並みのカーペットや、ボリュームのあるシャギーラグなど…。
ハイグレードなカーペットは、1枚敷き込むだけで洗練された佇まいを作り出すことができます。
柄物のカーペットがお好きな方は、他のファブリックスやインテリアのテイストとの調和を意識しながらお選びください。
ベッドの足元に小さなサイズのラグを敷く場合は、デザイン性の高いカーペットもおすすめです。
寝室に華やかさを添えてくれます。
素材
敷き詰めのカーペットは面積が大きいため、そう簡単に敷き替えることはできません。
メンテナンスのしやすいものや、耐久性に優れた素材を選びましょう。
ウール素材には自浄作用があり、汚れにくくお手入れが簡単です。
また、天然素材の温かみのある風合いは寝室のリラックス効果を高めます。
摩耗性や耐久性に優れたナイロン素材をお選びいただくと良いでしょう。
ナイロンは遊び毛が出にくいため、寝室の空気をクリーンに保ちます。
アジアンリゾートのような温かみのある空間には、麻のアクセントラグが合います。
寝室に最適なカーペット・アクセントラグ
当店FROM FLOORでは、ホテルライクな寝室にも最適なカーペットを取り揃えております。
あなただけの特別な寝室を演出する、素敵なカーペットを探してみてください。
ルミエール
ほど良い長さの毛並みと光沢感が魅力のナイロンカーペット『ルミエール』。
ゴージャスな寝室によく合う、重厚感と高級感を兼ねた深みのあるカラーが魅力です。
小規模オフィスにも使用できる丈夫なBCFナイロンを使用しています。
フラメル 江戸間
耐久性の高いナイロン素材を使用したカーペット『フラメル 江戸間』。
パイルの長短によってモダンな模様が描かれています。
トーントン
クラシックなヘリンボーン模様のウールカーペット『トーントーン』。
ウールは調湿性や断熱性に優れた素材。
夏は涼しく、冬は暖かく、オールシーズン快適にお過ごしいただけます。
アンカラ
高密度で織り上げた優美なウィルトン織りカーペット『アンカラ』。
ホテルライクな寝室に合わせても見劣りしない、エレガントなデザインが魅力です。
毎日眺めても飽きの来ないデザインは、寝室に非日常感と心の安寧を与えてくれます。
コズミック
丈夫で耐久性の高いナイロン素材を使用したモノトーンラグ『コズミック』。
ランダムな2色のパイルが織りなす美しい陰影は、ホテルのように上質な空間を演出します。
シンプルモダンな寝室から、趣のあるヴィンテージな寝室まで幅広く合わせていただけます。
ラドム 円形
涼やかさと、温かみの合う風合いが融合したアジアンリゾート風のホテル。
そんなリゾート風の寝室には、ジュートなどの天然素材のカーペットがよく合います。
麻100%の円形ラグ『ラドム』は、ざっくりした編み模様が特徴。一枚敷き込むだけで絵になります。
寝室をホテルライクに演出する他の家具
ホテルライクな寝室は、カーペット以外の家具も同じようにスタイリッシュなものでなければなりません。
最後に、寝室をホテルライクに演出する上で重要な家具を紹介します。
間接照明
ホテルライクな寝室を目指すなら、ぜひ間接照明も取り入れてみてください。
間接照明の作り出す光と影のコントラストが、空間をムーディーに彩ります。
ホテルライクなインテリアには、テーブルライトやスタンドライトを多灯使いするのがおすすめです。
心落ち着ける暖色系(電球色)のライトをお選びください。
ファブリック
寝室には、ベッドリネン(布団カバー・枕カバー・シーツなど)やクッション、カーテン、ベッドカバーなどファブリックアイテム(布製品)が豊富です。
寝室をホテルライクに仕上げるのであれば、これらのファブリックも質の良いものを揃えましょう。
ベッドカバーやシーツなど面積の大きなものは、清潔感のあるホワイトがおすすめです。
夜寝るときの自分をおもてなしするために、ベッドメイキングは欠かさずおこないましょう。
枕やクッションは、大きさの違うものを複数レイアウトすることで、柔らかさやリラックスした空気を醸します。
掛け布団の上からベッド全体をカバーする、ベッドスローやベッドスプレッドもぜひ活用してください。
壁面ディスプレイ
寝室はベッドをはじめ背の低い家具で揃えられています。
そのため、空間を立体的に演出するために壁面ディスプレイが設けられていることが多いです。
壁面のアートが視覚的なアクセントとなり、空間全体がバランスよくまとめります。
視線が集まりやすいヘッドボード上の壁面に、絵画やファブリックパネルを飾りましょう。
癒しの効果があるグリーンを飾るのもおすすめです。
壁面に本物の植物を飾ることは難しいですが、フェイクグリーンなら飾ることができます。
お手入れ不要!置くだけおしゃれなフェイクグリーン
『壁掛けグリーン ポトスxベリー H39』
本記事のまとめ
本記事ではホテルライクな寝室に敷くカーペットの選び方について解説いたしました。
寝室をホテルライクに演出する上で欠かせないのが、カーペットです。
カーペットの毛足は、フローリングにはないリラックス効果をもたらします。
高級感や居住性を高めるためにも、カーペットは寝室全体に敷き込みましょう。
寝室はベッドが主役。
ベッドを引き立てるよう、カーペットはシンプルなデザインを選びます。
インテリアのアクセントに、ベッドサイドにデザイン性の高いラグを敷くのも一案です。
カーペットを敷いて、ゆったりと羽を伸ばせる寝室を目指しましょう。