猫と過ごすお部屋にラグやカーペットを敷くか迷っている方は多いのではないでしょうか?
防音性が高いラグは、猫の足音やジャンプ音を軽減してくれます。
また、クッション性も高いため、猫が歩くときの足腰への負担を軽減してくれることでしょう。
しかし、一方で粗相や爪とぎ、抜け毛などメンテナンスに関する心配ごともたくさんあると思います。
ペットのいる部屋にラグを敷くときには、人も猫も心地よく過ごせるラグ選ぶをしましょう。
本記事では『猫と過ごしやすいラグの選び方』について解説します。
カーペットは猫にとっても嬉しい床材
カーペットは猫にとっても、飼い主にとっても心地よく過ごしやすい床材です。
フローリングは猫の足腰に負担がかかってしまう場合があります。
滑りやすい材質のフローリングは猫の爪が引っ掛かりにくく、猫は脚を踏みしめて歩くことができません。
猫が高齢で関節や筋肉が衰えていたり、太っていたりする場合も筋力で自分を支えられず滑ってしまうことがあるのです。
健康で若い猫であっても、知らず知らずのうちに足や腰に負担がかかることもあります。
また、毛の長い猫は肉球の周りにも毛が伸びて肉球表面を覆ってしまうことがあるためより注意が必要です。
肉球が毛で覆われていると、フローリングで滑りやすくなります。
そこで活躍するのがラグやカーペットなどの敷物です。
ラグやカーペットが滑り止め効果を果たすことで、猫が脚を踏みしめて歩きやすくなります。
カーペットはクッション性もあるため、猫が高いところから飛び降りたり、走り回ったりしたときの衝撃を和らげ、足音も軽減してくれるでしょう。
猫のいる部屋にラグを敷く前に考えておくこと
一方で、猫のいる部屋にカーペットを敷くことにまつわる心配事もあると思います。
この章では、猫を飼われている方がカーペットを選ぶ前に考えておくべき4つの注意点を紹介します。
爪とぎ・爪が引っ掛かる
猫の爪は、狩りや木登りをするために鋭くとがっています。
古くなった爪の層を剥がし、尖った爪を維持するために必要なのが『爪とぎ』です。
しかし、せっかく猫用爪とぎを用意していても、猫がその場所で爪とぎをしてくれないこともしばしば。
カーペットが狙われてしまい、瞬く間にカーペットがボロボロになってしまったという方もいるのではないでしょうか。
また、猫の爪が尖っている状態だと、カーペットに爪が引っ掛かって身動きが取れなくなることもあるようです。
長く使えるカーペットを選ぶためには、猫の爪のケアを欠かさず行うのはもちろんのこと、猫の爪が引っ掛かりにくいものを選ぶ必要があります。
粗相や嘔吐
猫は、犬に比べてトイレのしつけが少なくすむ生き物だと言われています。
しかし、住環境の変化や体調の変化、体力の衰えなど様々な要因によって粗相してしまうこともあるでしょう。
フローリングは尿や糞がついても掃除しやすいですが、カーペットは汚れを放置すると落ちにくくなることがあります。
猫の過ごす部屋に敷くカーペットは、掃除がしやすいものや消臭効果のあるものをお選びください。
抜け毛
猫との暮らしで切っても切り離せないのが、抜け毛の存在です。
どのような品種の猫でも、多かれ少なかれ抜け毛が発生します。
アメリカンショートヘアやスコティッシュフォールド、ラグドールなど、ダブルコートの猫は特に抜け毛が多いです。
日本では、猫の換毛期は春から夏にかけてと、秋から冬にかけて年に2回発生します。
毛の生え変わる時期は、抜け毛の量が増えるため特に注意が必要となることでしょう。
カーペットなどの繊維製品は、猫の抜け毛が付着しやすいです。
抜け毛が目立ちにくいカーペットや、抜け毛の掃除がしやすいラグをお選びください。
階下への騒音
猫は鳴き声も小さく、物音を立てずに移動することから、比較的静かな動物だと言われています。
そのため、猫が普通に歩いているときには階下に音が響く心配はほとんどないでしょう。
しかし、マンションなどの集合住宅は階下に音が響きやすいため、猫の立てる音が原因で騒音問題を引き起こすケースもあるのです。
2018年に国土交通省が行ったマンション総合調査によると、マンションで発生する居住者トラブルの要因の1位が「生活音」となっています。
また、ペット飼育に関するトラブルも多い傾向が見られました。
出典:国土交通省HP.「マンションに関する統計・データ等」.
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk5_000058.html
成猫の一般的な体重は3~5kg。
いくら身軽な猫であっても、高さのある所から飛び降りると、階下に音や衝撃が響いてしまいます。
また、猫が夜行性の動物であることも、騒音問題に発展しやすい原因のひとつ。
周囲が静かな夜中の時間帯に猫が遊び始めると、足音やジャンプ音が気になりやすくなります。
高いところから飛び降りるのが好きな猫や、元気いっぱいの猫を飼われている場合は、カーペットで防音効果を高めましょう。
猫との暮らしを快適にするラグ・カーペットの選び方
せっかくラグやカーペットを敷くのであれば、猫も飼い主も快適に過ごせる一枚を選びたいものです。
この章では、猫のとの暮らしに最適なラグ・カーペットの選び方をご紹介します。
爪が引っ掛かりにくい毛足
猫用のカーペットを選ぶときに大切なのが、カーペットのパイル(毛足)です。
カーペットの毛足には、先が輪っかになっているループパイルと、先が切り揃えられているカットパイルがあります。


毛足がタオルのように輪っかになっているループパイルは、猫の爪が輪っかに引っ掛かってしまうことがあります。
爪とぎが好きな猫がいるご家庭では、ループパイルは避ける方が良いでしょう。
一方、毛足が切り揃えられているカットパイルは、猫の爪が引っ掛かりにくいです。
爪とぎや猫の爪が引っ掛かることが心配な方は、カットパイルのカーペットをお選びください。
清潔に使える機能・素材
猫との暮らしに汚れはつきものです。
お手入れしやすいカーペットや、汚れのつきにくいカーペットを選び、飼い主の負担を軽減しましょう。
■清潔に使いやすいカーペットの特徴■
- ウォッシャブル対応
- タイルカーペット
- 抗菌機能付き
- 消臭機能付き
- 撥水加工付き
- 防汚機能付き
ウォッシャブル対応のカーペットであれば、猫が粗相・嘔吐した場合にも水洗いが可能です。
1枚のサイズの小さいタイルカーペットであれば、汚れた部分のみを取り外して洗うことができます。
洗えないカーペットであれば、抗菌・消臭機能、撥水・防汚機能が付いたものを選びましょう。
撥水や防汚機能が付いたカーペットは、カーペットに汚れが付着しても染み込みにくいため拭き取りやすいです。
カーペットの素材
猫と過ごす部屋に敷くカーペットは、素材にも気を使いましょう。
猫の毛はプラスに帯電しやすいため、マイナスに帯電しやすい素材のカーペットは避けるのが無難です。
そのため、ナイロンやウール素材などプラスに帯電しやすい素材のラグを使用すると良いでしょう。
プラスの電気を帯びている素材同士は引き合いにくく、静電気が発生しにくいです。
特にウールは汚れに強く、調湿性に優れているためオールシーズン通して使える素材です。
また、コットン素材は帯電しにくい素材ですので、猫の毛も付着しにくくなります。
肌触りの良いコットンのラグは、猫にとっても過ごしやすいスペースとなるでしょう。
毛足は短めを
毛足の長いラグは、抜け毛が毛足の奥まで入り込んでしまいやすいです。
カーペットはできるだけ毛足が短いものを選びましょう。
また、柄物のカーペットや猫の毛に近い色のカーペットをお選びいただくと、抜け毛を目立たなくすることができます。
猫の毛と対照的な色の無地カーペットを敷くと、猫の毛が見やすく掃除がしやすいです。
カーペットの色やデザイン
カーペットの色やデザインは、目指すインテリアや家具に合わせて選ぶのがセオリーです。
しかし、猫のいるご家庭では、猫の毛が目立つかどうかも意識して考えると良いでしょう。
柄のあるカーペットや猫の毛に近い色のカーペットは、猫の毛が目立ちにくいというメリットがあります。
一方、猫の毛が目立つ色のカーペットを選ぶと、お掃除のときに抜け毛を見つけやすいです。
お掃除の頻度やお手入れのスタイルに合わせて、カーペットの色やデザインををお選びください。
クッション性の高さや防音性にも注目
高いところからジャンプする音や走る音は想像以上に階下に響いています。
猫と過ごす部屋に敷くカーペットは、クッション性の高いものをお選びください。
クッション性や防音性の高いラグの特徴は以下の通りです。
■クッション性や防音性の高いラグの特徴■
- 遮音等級が高い
- 厚みがある
- 毛足の密度が高い
- 敷く面積が広い
カーペットの防音性を表す単位として、遮音等級と言うものがあります。
遮音等級である「△L等級」は「△LL-5」のように表記され、数値が大きいほど遮音効果が高いです。
遮音等級が書かれている場合は、できるだけ数字の高いカーペットをお選びください。
また、遮音等級がついていないカーペットでも、防音性が高いものもあります。
厚手のカーペットや、毛足の密度の高いカーペットはクッション性が高く音や衝撃を防いでくれるでしょう。
また、カーペットは広い面積に敷き詰めることで高い防音効果を発揮します。
クッション性や防音性が高いラグの選び方については、こちらの記事をご覧ください。
カーペットで滑らないための対策
猫のいる部屋に敷くカーペットは、滑り止め対策も大切です。
カーペットが滑りやすいと、高いところから飛び降りたときに着地に失敗したり、走っている時に滑って転んだりする可能性があります。
■カーペットの滑り止め対策■
- 滑り止め機能付きカーペットを敷く
- カーペットの下に滑り止めシートを敷く
- カーペットを家具の下に敷く
- カーペットを部屋全体に敷き詰める
滑り止め機能付きのカーペットや、滑り止めシートを活用することで、カーペットをズレにくくすることができます。
大きいサイズのカーペットを注文する場合は、家具の下に敷き込むことも検討しましょう。
棚やテーブル、ソファなど重い家具が『おもり』の代わりとなるため、カーペットが滑りにくいです。
カーペットを部屋全体に敷き詰めれば、カーペットのズレの心配はほとんどなくなります。
猫との暮らしに最適なラグ・カーペット7選
猫との暮らしを快適にするおすすめのラグ・カーペットをご紹介します。
ラグ『マーレ2』
おしゃれな滑り止め付きラグ『マーレ2』
猫の抜け毛が目立ちにくいナチュラルカラーの2色展開となっています。
光や電気を使用せず消臭するトリプルフレッシュⅡが搭載されており、ペット臭の予防にも最適です。
ラグ『ワーグ』
大胆な北欧風デザインがおしゃれな消臭ラグ『ワーグ』。
トリプルフレッシュⅡ加工が施され、生活臭やペット臭を吸着・分解してくれます。
ペットとの暮らしに必要な機能性とデザイン性を両立させたい方におすすめの1枚です。
ラグ『キヨラ』
ウール素材を100%使用したインドギャッベ『キヨラ』。
職人の手によって、丁寧に手機織りされたキヨラは毛足の密度が非常に高いです。
猫がジャンプしたり、走り回ったりしたときの衝撃を和らげてくれます。
防汚性やクッション性、調湿性に優れたウールは、猫にとっても快適な素材。
飼い主も猫も快適で過ごしやすい空間を演出してくれることでしょう。
ウール100%!オールシーズン使えるインド製手織りギャッベのラグ
『キヨラ』
ラグ『グラデア』
美しいカラーグラデーションが目を引くラグ『グラデア』。
グラデーションは猫の毛を目立ちにくくし、空間全体に奥行きを与えてくれることでしょう。
手洗い可能ですので、汚れてしまっても、水拭きや水洗いできれいにすることができます。
遮音等級△LL(I)-6と防音性が非常に高く、階下に音が響きにくいです。
オーダーカーペット『レモド』
撥水・抗菌防臭機能付きのオーダーカーペット『レモド』。
毛足の短い無地のカットパイルは、猫の爪が引っ掛かりにくく、インテリアに馴染みやすいです。
シンプルで機能性を重視される方におすすめの1枚です。
オーダーカーペット『ラックス 江戸間』
丈夫なナイロン繊維を使用した、ミックスシャギーのオーダーカーペット『ラックス 江戸間』。
複数の糸色が混ざったミックスシャギーは、猫の毛が付着しても目立ちにくいです。
防ダニ・防音・滑り止め機能などがついています。
機能もデザイン性も充実したカーペットは、猫との暮らしを豊かにしてくれることでしょう。
防音&防ダニ&防炎&スベリ止め付き高密度のナイロンシャギーカーペット
『ラックス 江戸間』
ラグ『プルーフ』
強力撥水加工付きのタイルカーペット『プルーフ』。
繊維そのものに撥水加工を施しているため、水分が毛足に染み込むことなく長時間水を弾くことができます。
撥水・抗菌防臭・防ダニ・防音など、猫との暮らしに嬉しい機能がたくさんついています。
一辺50cmとなっておりますので、リビングはもちろん廊下などの狭い空間にもおすすめです。
本記事のまとめ
本記事では猫との暮らしを豊かに彩るラグの選び方について解説いたしました。
猫の中にも爪とぎをしてしまう子や、加齢で足腰が弱った子、元気にジャンプする子、粗相をしてしまう子など、様々な個性があります。
愛猫の性格や習性に合わせて必要なラグの機能を見極めましょう。
猫のいる部屋に敷くラグは、爪が引っ掛かりにくいカットパイルをお選びいただくと安心です。
また、粗相や嘔吐した時に備え、お手入れのしやすいものをお選びください。
タイルカーペットは、1枚の面積が小さく汚れた部分だけ取り外せるためお手入れもしやすいです。