カーテンを購入する際、採寸に戸惑った経験はありませんか?
窓の大きさに合わせて仕立てられたカーテンは、それだけでお部屋の格式を高めてくれます。
カーテンはカーテンレールを基準に、幅と丈の採寸を行いましょう。
本記事では、カーテンのスペシャリストである窓装飾プランナーがカーテンサイズの正しい測り方を解説いたします。
カーテンを採寸する際の注意点
カーテンサイズの測り方をお伝えする前に、カーテンの採寸を行うときの注意事項をご紹介します。
カーテンで採寸を行うときには下記の項目に気をつけてください。
手持ちのカーテンサイズを参考にしない
カーテンの買い替えをするときに、手持ちのカーテンの大きさを採寸するのは間違いです。
カーテンの注文サイズと、カーテンの仕上がりサイズは別物です。
カーテンは注文したサイズからゆとり幅なども加味されて縫製されています。
また、生地によっては伸縮することもあるため、お使いのカーテンのサイズが丁度よいカーテンのサイズとは限らないのです。
カーテンを買い替えるときは、その都度採寸されることをおすすめします。
窓枠のサイズを測らない
カーテンの採寸基準は、カーテンレールです。
「カーテンは窓に取り付けるものだから…」と窓枠の大きさを採寸してしまうと、カーテンのサイズミスの原因となってしまいます。
カーテンは窓枠ではなくカーテンレールに掛けて使用するものです。
カーテンレールは窓枠よりも大きく、窓枠より上部に取り付けられています。
そのため、窓枠を基準に採寸すると、カーテンレールに取り付けたときに幅や裾が足りなくなってしまうのです。
カーテンは、必ずカーテンレールを基準に採寸を行ってください。
採寸サイズと注文サイズは別物
カーテンは採寸したサイズで注文するわけではありません。
下から光が漏れないよう長めに注文したり、逆に床に裾がつかないよう少し短めに注文することもあります。
カーテンは採寸した丈や幅を注文サイズに計算し直す必要があるため、採寸サイズで注文してしまわないようご注意ください。
カーテン採寸前の確認事項
カーテンの採寸を始める前の確認事項を紹介します。
準備するもの
カーテンの採寸に必要なものは、以下の3つです。
- カーテンレール
- メモ・筆記用具
- メージャー
- 脚立や踏み台
カーテンレールを基準に採寸します。
カーテンレールがついていない状態では採寸を行わないでください。
カーテンレールの種類
カーテンの採寸をする前に、カーテンレールの種類を見ておきましょう。
カーテンレールは大別すると「装飾レール」と「機能レール」に分けられます。
■装飾レール■
装飾レールとは、装飾性の高いカーテンレールのことです。
木製やスチール性など多彩な材料が使用され、両端にはフィニアル(飾り)などが施されています。
■機能レール■
機能レールは操作性を重視したカーテンレールのことです。
シンプルなデザインで、ステンレスやアルミ、樹脂などが使われます。
賃貸・マンションなどには、この機能レールが予め設置されていることが多いです。
窓の種類
カーテンは窓の種類によっても採寸方法が異なります。
■掃き出し窓■
掃き出し窓とは、下部分が床まである大きな窓のこと。
採光性が高い掃き出し窓は、空間を明るく開放的に演出してくれます。
また、掃き出し窓は窓サイズが大きいため、外への出入りがしやすいです。
ベランダや庭に面していることから、テラス窓とも呼ばれています。
■腰高窓■
腰高窓と大人の腰の高さ(床から80~100cm)くらいに取り付けられる窓のことです。
天井と床の中間部に位置している窓で、換気などを目的としています。
腰高窓は、窓の下に壁が続いているため、掃き出し窓に比べて家具を配置しやすいことが特徴です。
掃き出し窓に比べて外から侵入しにくく、防犯効果も期待できます。
■出窓■
出窓とは、壁から外に張り出している窓のことです。
台形出窓やボウウィンドウなど、様々な種類があります。
出窓は腰高窓の一種で、台になっている部分もディスプレイとして楽しめるのが特徴です。
外からも目に留まりやすい造りとなっており、家の内観だけでなく外観のインテリア性も高めてくれます。
出窓のカーテンは、窓枠に沿って設置をするか、窓に沿って設置をするのが一般的です。
カーテンサイズの測り方
事前の準備が終わりましたら、いよいよカーテンの採寸です。
カーテンのサイズを決めるときは、まず採寸を行い、採寸サイズをもとに注文するサイズを決定します。
①カーテンを採寸する
まずはカーテンの幅と丈の採寸を行います。
幅
カーテンの幅はカーテンレールの種類によって決まります。
■機能レール■
機能レールには、両端に固定されている輪っか(固定ランナー)が設置されています。
カーテンの採寸を行うときは、この固定ランナーの距離を採寸しましょう。
幅はリングの中心から採寸してください。
■装飾レール■
装飾レールには固定ランナーがついていないことが多いです。
一番端についているランナーを、端の方(レールキャップの付け根)まで寄せて距離を測りましょう。
※両端の飾り(フィニアル)やキャップは、採寸サイズに含めません。
丈
■装飾レール・機能レール■
カーテンはカーテンレールのランナーに掛けて使用するものです。
そのため、カーテンの丈は機能レール・装飾レールともに、カーテンランナーの下から任意の距離を採寸しましょう。
※カーテンレールの一番上から採寸を行うと、裾が余ってしまいます。必ず、ランナーの下から採寸を行ってください。
■タブカーテン・ハトメカーテン■
ポールにカーテンを通すタブカーテンやハトメカーテンにはランナーがついていません。
その場合は、レールの上部から任意の距離を採寸してください。
採寸する距離は窓の種類によって異なります。
■掃き出し窓■
掃き出し窓は、ランナーの下側から床までの長さを採寸します。
■腰高窓■
腰高窓は、ランナーの下側から窓枠下側までの距離を採寸しましょう。
②注文サイズを決める
カーテンを採寸した後、注文サイズに調節する必要があります。
この章ではカーテンの注文サイズの決め方を紹介します。
採寸サイズで注文することで、最適なカーテンサイズに調節してくれる店舗もあります。
例えば、当店FROMFLOORではカーテンの採寸幅をご入力いただくと、ゆとり分を含めた仕上がり巾が自動で算出されます。
注文時には、採寸サイズ・注文サイズのどちらを入力すれば良いのか念入りにご確認ください。
幅
カーテンにはヒダがあるため、採寸サイズ通りに注文するとゆとりがなくなってしまいます。
カーテンのヒダの種類にあわせてゆとり分をプラスしましょう。
ゆとり分の目安はカーテンの採寸幅の5%程度です。
ゆとり分は、カーテンのヒダの種類によって変わります。
1.5倍ヒダ/2倍ヒダ | 採寸幅x1.05 |
フラットカーテン | 採寸幅x1.1~1.5 |
また、カーテンの開き方によっても注文サイズは変わります。
■片開き■
片開きとは、窓に対して1枚のカーテンを取り付けるスタイルのことです。
1枚の布を左右どちらかの端に引き分けて使用します。
片開きのカーテンは、算出した通りの幅で1枚ご注文ください。
200×1.05=210cm
幅210cmのカーテンを1枚ご注文ください
■両開き■
両開きとは、窓に対して2枚のカーテンを取り付けるスタイルのことです。
2枚の布を中央から左右に引き分けて使用します。
両開きのカーテンは、算出した半分の幅で2枚ご注文ください。
200×1.05=210cm
210÷2=105cm
幅105cmのカーテンを2枚ご注文ください
カーテンの開き方の違いについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
丈
カーテンの注文丈は、窓の種類によって変わります。
■掃き出し窓■
掃き出し窓に取り付けるカーテンは、床に裾がつかないよう少し短めに注文します。
短すぎると下から光が漏れてしまうため、採寸サイズより2cm短い丈で注文すると良いでしょう。
掃き出し窓 | 採寸丈-2cm |
200-2=198cm
丈198cmでご注文ください
あえてカーテンの裾を床に垂らすブレイクスタイルにしたい方は、注文サイズよりも長めの丈でご注文ください。
カーテンの丈が長くなるほど、ボリュームたっぷりのラグジュアリーな空間を演出できます。
■腰高窓■
腰高窓は下からの光漏れを防ぐために採寸サイズよりも長めの丈で注文するのがおすすめです。
腰高窓 | 採寸丈+15cm |
100+15=115cm
丈115cmでご注文ください
採寸した丈よりも15cm程度長ければ、下からの光漏れを防ぐことができるでしょう。
丈が長いほど遮光性は高まりますので、お好みで調節してください。
レースカーテンのサイズの決め方
ドレープカーテンと一緒に使うことの多いレースカーテン。
レースカーテンの幅は、ドレープカーテンと同じ長さで問題ありません。
一方で、丈はドレープカーテンよりも1cm短めに注文することをおすすめしています。
レースカーテンをドレープカーテンと同じ丈にしすると、ドレープカーテンの裾からレースカーテンがはみ出すことがあるためです。
レースカーテンを少し短くしておくことで、ドレープカーテンの中にレースカーテンが納まり、すっきりと美しい窓辺に仕上がります。
フロントレースカーテンのサイズの決め方
フロントレーススタイルとは、レースカーテンを室内側に取り付け、ドレープカーテンを窓側に取り付けるスタイルのことです。
レースカーテンのデザインや透け感をお楽しみいただけます。
フロントレーススタイルをあつらえたい場合は、レースカーテンの丈をドレープカーテンと同じか、少し長めの丈で注文しましょう。
レースカーテンが室内から見える位置に取り付けるため、ドレープカーテンが下からはみ出ないようにするためです。
通常のスタイルに戻す可能性があるときは、レースカーテンとドレープカーテンを同じ丈で注文すると良いでしょう。
出窓のカーテンサイズの測り方
通常の窓よりも奥行きのある出窓。
出窓に取り付けるカーテンは、掃き出し窓や腰高窓と少しサイズの測り方が異なります。
幅のサイズの決め方
出窓カーテンの幅は、左右の一番端にある固定ランナーの距離を採寸してください。
窓枠外側にカーテンレールがついている場合は、固定ランナーの直線距離を採寸します。
窓枠内側にカーテンレールがついている場合は、カーテンレールのカーブに沿って採寸を行いましょう。
丈の測り方
■正面付け■
正面付けとは、出窓の窓枠上の壁にカーテンレールがついている状態のことです。
正面付けの場合は、腰高窓と同じ測り方になります。
ランナー下から窓枠下部までを採寸しましょう。
また、光漏れを防ぐために、採寸サイズよりも15cm長い丈でご注文ください。
■天井付け■
天井付けとは、出窓の天井にカーテンレールがついている状態のことです。
天井付けの場合は、ランナー下から窓台(出窓の天板)までの距離を採寸します。
採寸丈をそのままご注文ください。
結露や裾の汚れが気になる方は、採寸サイズよりも1cm短い丈で注文しましょう。
アジャスターフックについて
カーテンの丈を間違えたときには、アジャスターフックで微調整できるかもしれません。
アジャスターフックはカーテンフックの一種で、フックの高さを上下に動かすことできます。
数cmのサイズミスであれば、アジャスターフックで調節が可能です。
アジャスターフックはカーテンに付属している他、ホームセンターやインテリアショップでも購入できます。
万が一カーテンの丈を間違えてしまったときには、裾直しをする前にアジャスターフックをお試しください。
既製サイズカーテンについて
カーテンは大別すると、オーダーカーテンと既製カーテンに分類されます。
オーダーカーテンは、窓ごとにサイズやヒダ倍率、縫製などをセレクトできるカーテンのことです。
お客様のご注文を受けてから製作されるため、時間と費用が掛かります。
既製カーテンは、予めサイズや縫製が決まっているカーテンのことです。
既製カーテンのサイズ目安
既製カーテンは、一般的な窓の大きさに合わせて作られています。
既製カーテンに多いサイズは幅100×丈135cm、幅100×丈178cm、幅100×丈200cmの3種類です。(レースカーテンの丈は-1cm。)
幅100×丈135cmは腰高窓、幅100×丈178cm、幅100×丈200cmは掃き出し窓の既製サイズです。
お店によっては、よりサイズ展開が豊富なこともあります。
既製サイズでぴったり合うカーテンが見つかれば、予算を抑えながらカーテンを購入できるでしょう。
既製カーテンが合わないときは
カーテンの最適なサイズは、窓の大きさやカーテンレールの取り付け位置などによって変わります。
そのため、既製サイズのカーテンが合わないことも多いです。
サイズの合わないカーテンは、見た目が悪くなるだけでなく、光漏れや音漏れの原因にもなります。
既製カーテンとサイズが合わないときは、サイズオーダーのカーテンを検討しましょう。
当店FROM FLOORでは1cm単位でカーテンのサイズオーダーを承っております。
窓に合わせて仕立てられたカーテンは、リビングや応接室などこだわりを持ってコーディネートしたい場所におすすめです。
※オーダーフォームに採寸幅をご入力いただくと注文サイズが自動計算されます。
(丈は採寸丈から最適な長さを計算してご入力ください。)
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『ジョイントオーダーカーテン GS1177』
優しい素材感と美しい花柄デザインで個性を持たせた高級オーダーカーテン
優しい色合いながら裾のパイピングで空間がスタイリッシュに決まるパイピングスタイルオーダーカーテン
『パイピング付きオーダーカーテン GS1170』
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本記事のまとめ
本記事ではカーテンのサイズ(幅・丈)の測り方について解説いたしました。
カーテンを選ぶときに失敗が多いのが、『サイズ選び』です。
カーテンのサイズは、窓ではなくカーテンレールを基準に決定します。
窓の種類やカーテンレールの種類によって採寸方法が異なるためご注意ください。
既製サイズのカーテンが合わない窓には、サイズオーダーのカーテンがおすすめです。
窓に合わせてぴったりとあつらえたカーテンは、窓辺の装飾性を高めてくれます。