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ラグサイズの選び方と部屋別のサイズ目安

ラグサイズの選び方と部屋別のサイズ目安

デザイン・機能・素材など、ラグを選ぶ要素はいくつかありますが、とりわけ失敗が多いと言われているラグのサイズ選び

当店のお客様からも「実際にラグを部屋に敷くと想像以上に大きかった(小さかった)」という話を伺います。

ラグは、暮らしに彩りと豊かさを加えてくれる重要なアイテム。
部屋の間取り、家具の大きさ、ライフスタイルに合わせてラグのサイズを決定しましょう。

この記事では、敷物専門店が『ラグのサイズ目安』『ラグサイズの選び方』について解説いたします。

ラグのサイズ目安

ラグを敷いている部屋

洋服のように頻繁に買うものでもないため、一般的なサイズ目安をご存知ない方も多いのではないでしょうか?

そこで、まずはラグサイズの基本と目安について解説いたします。

ラグとは?

ソファの前に敷かれたおしゃれなラグ

そもそもラグとは面積が3畳未満の敷物のことです。

ラグには部屋のゾーニングや、床の断熱などのような役割があります。

■ラグの役割■

  • インテリア性の向上
  • 床からの冷え予防
  • 階下への防音効果
  • 部屋のゾーニング
  • 座り心地の向上
  • 床の傷防止

インテリア性・機能性ともに優れたラグは、日々のしつらえを整える上で欠かせない存在。
住環境に適したラグは暮らしに豊かさを与えてくれます。

サイズを選ぶときには、ぜひラグの役割についても心にとめておいてください。

余談ですが、室内全体に敷き込む、面積が3畳以上の敷物はカーペットと言います。
カーペットを敷き詰める方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

ラグのサイズ目安表

おしゃれなラグマット

ラグは床の大部分を占める家具です。
部屋の面積、家具の大きさを考慮しながらサイズを選ぶ必要があります。

0からラグサイズを決定するのは難易度が高いので、まずは基本のサイズ展開を知っておきましょう。

ラグに多いサイズは以下の通りです。

約1畳 約100×140cm
約1.5畳 約200×140cm
約2畳 約200×200cm
約3畳 約200×250cm
円形 直径 約140cm
円形 直径 約200cm

ラグは『cm単位』『畳単位』で表記されるのが一般的です。
(※この『畳サイズ』は、江戸間や京間と言った本来の畳の縦横の長さと少し異なっているので注意してください。)

部屋の大きさ、レイアウトパターンに適したラグサイズを把握しておくと、ラグのサイズ選びで失敗することはまずありません。

次の章からは、部屋の大きさや家具の大きさに合わせてラグサイズを選ぶ方法について解説します。

ラグサイズの決め方

ラグに座る女性

過ぎたるは猶及ばざるが如し。
何事も中庸が大切と言う意味のことわざですが、ラグのサイズでも同じことが言えます。

ラグのサイズを決めるときに大切なのは、部屋の広さや家具とのバランスを意識すること。

ここでは、ラグのサイズを決める方法を解説します。

部屋の大きさ

部屋の床面積に対して、ラグをどのくらいのサイズで敷くのが適切なのか事前に把握しておきましょう。

床とラグのサイズバランスを知っておくことで、サイズのイメージ違いを防ぐことができます。

■部屋の広さ別のラグサイズ目安表■

4.5畳間 100×150cm
140cm円形
6畳間 140×200cm
140cm円形
8畳間 140×200cm
190×190cm
190cm円形
10畳間 200×200cm
200×240cm
190cm円形

4.5畳間

4.5畳間に100×150cmのラグを敷いた図

1人部屋や書斎など、プライベートな空間に多い4.5畳間(約261×261cm)

4.5畳間に適したラグサイズは以下の通りです。

■4.5畳間に適したラグサイズ■

  • 100×150cm
  • 140cm円形

100×150cmのラグは、ベッドサイドや作業机の下に敷き込みやすいサイズ。

室内に広く敷き込みたいときは、一回り大きいサイズのラグも視野に入れて検討してください。

6畳間

6畳間に140×200cmのラグを敷いている図

一人暮らしのワンルームや寝室に多い6畳間(約261×352cm)

6畳間に適したラグサイズは以下の通りです。

■6畳間に適したラグサイズ■

  • 140×200cm
  • 140cm円形

ラグの定番サイズともいえる140×200cm。
2人掛けソファの足元をカバーしてくれるサイズです。

2人掛けの小さなダイニングテーブルの下に敷き込むこともできます。

8畳間

200×200cmのラグを8畳の部屋に敷いている図

8畳間(352×352cm)は、広めのワンルームやリビングルームに使われます。

8畳間に適したラグサイズは以下の通りです。

■8畳間に適したラグサイズ■

  • 140×200cm
  • 190×190cm
  • 190cm円形

ソファに腰かけて使うなら、140×200cmのラグで十分です。

190×190cmは、ソファとローテーブルを広くカバーできるサイズ。
スペースにゆとりがあるので、床で寛ぐことができます。

10畳間

200×240cmのラグを10畳の部屋に敷いている図

リビングルームに多い10畳間(352×440cm)
一人暮らしのワンルームであれば、かなりゆとりある広さと言えます。

10畳間に適したラグサイズは以下の通りです。

■10畳間に適したラグサイズ■

  • 200×200cm
  • 200×240cm
  • 190cm円形

ラグの中でも特に大きな200×240cm。
ソファ全体の下に敷き込んだり、大人が寝転んだりすることのできるサイズです。

10畳を分割して使う場合は、紹介したよりも小さなラグ(140×200cmなど)を使ってゾーニングしても良いでしょう。

生活スタイル

ダイニングテーブルの下にラグが敷かれている

生活スタイルも、ラグのサイズ選びの重要な判断材料となります。

イメージ違いを防ぐには、ラグを敷いてどのように過ごしたいのか具体的にイメージを膨らめておくことが大切です。

  • ラグに座って過ごす
  • ソファにも床にも座る
  • 椅子やソファに座ることが多い

床で過ごす時間の長さに比例して、ラグサイズも大きくするようにします。
床座で快適に過ごせるよう、手触りやクッション性に優れたラグをお選びください。

家具とのバランス

ソファとラグ

ラグは部屋の広さだけでなく、家具とのバランスを見ることも大切です。

とりわけ重要になるのが、リビングのソファ、寝室のベッド、ダイニングのテーブルと言った、インテリアの主役となる家具。
サイズが大きく存在感もあるこれらの家具と、いかにして調和させるかがレイアウト成功の鍵となります。

■ラグのサイズイメージを掴む方法■

『140×200cmのラグ』と数字だけを聞いて、実際のサイズをイメージするのは至難の業です。

ラグのサイズ選びに迷ったときは、新聞紙やシーツで実寸大の敷物を敷いてみてください。
実寸の敷物を部屋に敷くことで、家具と敷物のサイズバランスを正確に掴むことができます。

寝室、リビング、ダイニングなど部屋に合わせたラグの配置については次の章で詳しく解説します。

部屋別のラグサイズ目安とレイアウト例

ラグのサイズを選ぶときに重要なのはインテリアの主役となる家具とのサイズバランスを意識すること。

ここでは、部屋ごとに家具と調和するラグのサイズ目安とレイアウトについて解説します。

リビング

リビングに敷かれたラグ

家族の憩いの場であり、お客様をお迎えする場所でもあるリビングルーム。
居心地の良い空間づくりが何よりも大切になります。

リビングに敷くラグのサイズは、ソファと調和させることがレイアウト成功の秘訣。

ラグサイズをソファの長辺よりもやや大きくすることで、バランスのとれたレイアウトになります。
ラグのサイズは、ソファの足元からリビングテーブルまでカバーできるものを選ぶと使いやすいです。

ソファのないリビングや床座が中心の場合は、テーブルを基準にサイズを決定します。
家族の座る人数や過ごし方に合わせて、余裕を持たせてサイズをお選びください。

▼リビングのレイアウト例▼
140×200cm
140×200cmのラグを敷いたリビング
200×200cm
200×200cmのラグを敷いたリビング
200×240cm
200×240cmのラグを敷いたリビング
直径140cm
直径140cmのラグを敷いたリビング
直径200cm
直径200cmのラグを敷いたリビング

寝室

寝室にラグを敷いたレイアウト

寝室のラグは、ベッドとの位置関係を意識してサイズを決めます。
ベッドサイドの幅、寝室全体の余白を見てサイズを検討しましょう。

足元をカバーするだけであれば、100×150cmや140×200cmのラグでも十分です。
サイドの幅が狭いときは、45cm×180cmのキッチンマットで代用を。

寝室のリラックスムードを演出するときは、カーペットを部屋全面に敷き込むのも一案です。
照明の反射を抑えてくれるカーペットは、室内全体に安らぎを与えます。

▼寝室のレイアウト例▼
140×200cm
140×200cmのラグを敷いた寝室
200×200cm
200×250cmのラグを敷いたベッドルーム
200×240cm
160cm円形のラグを敷いたベッドルーム

ダイニング

ダイニング用のラグ

ダイニングは、機能面においてもラグが必要な場所。
食べこぼしによる床の汚れ防止、椅子の出し引きによる床への傷・生活音の予防などあらゆる面で重宝します。

ダイニングに敷くラグは、ダイニングテーブルの大きさに合わせてお選びください。

ダイニングラグのサイズ選びで忘れてはならないこと。
それは、ダイニングチェアを引くためのスペースを設けることです。
ゆとりを持たせることで、椅子を引く音や、フローリングの傷を予防できます。

目安は、テーブルの奥行き+80~100cm程度
テーブルの幅に対して+20cm程度ゆとりがある方が、ダイニングを美しく演出できます。

▼ダイニングのレイアウト例▼
140×200cm
140×200cmのラグを敷いたダイニング
200×200cm
200×200cmのラグを敷いたダイニング
200×240cm
200×250cmのラグを敷いたダイニング

一人暮らしの部屋

一人暮らしのワンルームに敷かれたラグ

一人暮らしのワンルームは、全体のゾーニングを決めてからラグのサイズを決定します。

その際、ラグを敷きたい場所についても目星をつけておきましょう。
ベッドサイド、作業机の下、寛ぎスペース…。敷く場所に合わせてラグのサイズを決めていきます。

一人暮らし用のテーブルやソファは比較的小さいものが多いため、家具のサイズに合わせて選ぶことが大切です。

賃貸住宅では、床に傷があると退去時に原状回復費用が発生することがあります。
床の傷予防として敷物を検討されている場合は、カーペットを部屋全体に敷き詰めても良いでしょう。

▼ワンルームのレイアウト例▼
140×200cm
ワンルームに140×200cmのラグを敷いた
140×200cm
140×200cmのラグを敷いたレイアウト
200×240cm
200×240cmのラグを敷いたワンルーム

サイズ別おすすめラグ特集

おしゃれなラグ『ルフレ』

ここからは当店自慢のおしゃれなラグをサイズ別に紹介いたします。

約90×150cm

モダンなアクセントラグ『アメラ』

90×150cmのラグは、ソファやベッドの足元のアクセントに敷きやすいサイズです。

手機織りやハンドタフテッドなどの技術を用いて、職人が手作業で丁寧に織り上げたインドインド製ラグ『アメラ』。

天然素材や再生素材を使用した人にも地球にも優しい一枚。

約140×200cm

おしゃれなラグ『ルーク』

140×200cmはラグの定番サイズ。
ソファの前や、ベッドサイドをはじめとして、様々な場所にお使いいただけます。

インテリアのアクセントにおすすめなのがこちらのウールラグ『ルーク』。
大胆なデザインでも上品に見えるのは、上質なウールの風合いによるもの。

職人が手作業で丁寧に仕上げた逸品です。

約200×200cm

床座スタイルには、200×200cm以上のラグをあしらえたいところ。

こちらは30mmのロングパイルを使用したシャギーラグ『ラヴィ』。

植物を思わせるナチュラルなデザインは敷く場所を問いません。
座って歩いても心地よい、たっぷりの毛足のボリュームをお楽しみください。

約200×250cm

おしゃれなモダンラグ『ルフレ』

大型ソファと合わせても引けを取らない200×250cmのラグ。
床を広くカバーできるため、インテリアを劇的に変化させることができます。

おすすめは、ベルギー製ウィルトン織りラグ『ルフレ』。
モノトーンのスクエアデザインは、空間をモダンに演出します。

高密度で織り上げるたウィルトン織りは耐久性が高く、家具の下にも敷いていただけます。

円形

おしゃれな円形ラグ『キヨラ』

円形のラグの角のないフォームは、大人の遊び心をくすぐります。

こちらは、天然羊毛を100%使用したインド製ギャッベ『キヨラ 円形』。
天然素材が織りなす豊かな表情と、『生命の樹』のデザインが空間に温かみを与えてくれます。

直径140cmと190cmの2種類をご用意しておりますので、敷く場所に合わせてサイズをお選びください。

この記事のまとめ

本記事では、ラグのサイズの決め方について解説しました。

部屋の面積や家具の大きさによって、適切なラグの大きさは変わります。

ラグの基本サイズの目安は以下の通り。

約1畳 約100×140cm
約1.5畳 約200×140cm
約2畳 約200×200cm
約3畳 約200×250cm
円形 直径 約140cm
円形 直径 約200cm

ソファ・ベッドのような大型家具との相性を見ながら、ラグのサイズを決めましょう。

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