緑は、見る人の心に安らぎと癒しを与えてくれる色。
ベージュやブラウンなどのベースカラーとも相性が良いことから、インテリアで使われることの多い色です。
そんな緑色のラグを敷いて、心落ち着ける素敵なお部屋づくりを目指してみませんか?
本記事ではグリーンラグの選び方と、緑のラグを使ったおしゃれなコーディネート実例を紹介します。
グリーン(緑)ラグの特徴
グリーンは暖色の黄色と、寒色の青色の中間に位置する色です。
心を穏やかにさせる緑は、リビングや寝室、水回りなど、場所を問わずお使いいただけます。
さまざまな色と調和するため、インテリアにおいてコーディネートがしやすい色の1つです。
緑が与える心理的効果
緑色が与える主な心理的効果は以下の通りです。
■緑色の心理的効果■
- 心を穏やかにする
- 心身をリラックスさせる
- 目の疲れを癒す
植物を見て癒されるのと同じように、緑に色にはストレスを和らげ、安らかな気持ちにさせてくれる効果があります。
ゆったりと寛いで過ごしたいリビングや寝室、また心を落ち着けて集中したい書斎などに取り入れてみると良いでしょう。
また、緑は目に優しく、眼精疲労を緩和する効果もあると言われています。
その効果の高さから、アイレストグリーン(Eye Rest Green)と言う別名もあるほどです。
パソコンやスマートフォンの使用頻度が高い現代こそ、目の疲れを癒す緑色のパワーを感じていただけることでしょう。
緑の風水効果
緑色は、どこまでも伸びていく植物のように全体的な運気を成長させてくれる色。
特に、健康運や成長運の良くしてくれる色です。
成長を促す色であることから、仕事運や金運を高める効果も期待できます。
また、緑色は「木」の気を持っています。
風水を意識してインテリアに取り入れるのであれば、同じ「木」の気を持つ東・南東の部屋に積極的に取り入れましょう。
「木」は「火」の気を強める効果があるのため、「火」の気を持つ南の部屋にもおすすめです。
風水を取り入れたラグの選び方についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
緑のラグ・カーペットをインテリアに取り入れるポイント
コーディネートの失敗が少ない緑色はインテリアでも人気の色です。
この章では、緑のラグをインテリアに取り入れるポイントについて解説いたします。
緑色を選ぶ
緑と言っても、明るい緑や深みのある緑などトーンによって与える印象は様々です。
まずは、ご自身の欲しいラグがどんな緑色なのか
どんな緑が好きなのか、どんなインテリアに仕上げたいのか、イメージを膨らませながら色をお選びください。
【緑(グリーン)】
森林や山など豊かな自然をイメージさせる緑色。
木目のフローリングや木製家具など、自然素材と相性の良い色となっています。
ベージュやブラウンでまとめたナチュラルなお部屋に取り入れると、良いアクセントになりますよ。
【黄緑(イエローグリーン)】
明るく軽やかな印象を与えてくれる黄緑。
緑に比べて黄味が強いので、インテリアに取り入れると暖かみをプラスしてくれます。
黄色やオレンジなど暖色系とも馴染みやすいカラーです。
フレッシュな印象を与えてくれるので、子ども部屋に取り入れても良いでしょう。
【深緑(ダークグリーン)】
緑よりも落ち着きのある深緑も、インテリアで人気の色のひとつです。
ラグに深みのある緑色を配置することで、インテリア全体に安定感が生まれます。
心をリラックスさせて過ごしたい方におすすめの色です。
【ミントグリーン】
ミントの葉のような白みがかった優しい青緑をしているミントグリーン。
ミントグリーンは柔らかな甘さと、清涼感を兼ね備えています。
白やアイボリー、ベージュなど明るめの色と合わせれば上品で大人っぽい印象にまとまります。
【モスグリーン】
モスとは英語で「コケ」のこと。グレーがかった暗めの黄緑をモスグリーンと言います。
くすみ感があるため落ち着いた印象があり、木目のフローリングと相性が良い色です。
別のカラーを加えるときは、同じくすみ感のある色を選ぶとまとまりが良くなります。
相性の良い色を取り入れる
緑は基本的にどのような色とも相性が良いですが、その中でも特に相性が良いのがアースカラーです。
ベージュ・ブラウン・テラコッタ・ブルー・オレンジなどの大地や植物など自然を連想させる色をアースカラーと言います。
合わせる色によって印象が変わるので、目指したいインテリアに合った色を合わせましょう。
オレンジなどの暖色と合わせれば温かみのある空間に、ブルーなどの寒色と合わせれば爽やかな印象を与えてくれます。
コーディネートが苦手な方は、主張の少ないベージュやアイボリーと合わせてみましょう。
また、インテリア全体を緑色で統一するのもおすすめです。
トーンの違う緑色を使うことで、のっぺりせず立体的にまとまります。
床色との相性を意識する
だまし絵のひとつに、同じ色の四角形が、背景の色によって明るく見えたり暗く見えたりする絵があります。(詳しくは「グレア錯視」で調べてみてください。)
詳しい原理は割愛しますが、色とは周りの色によって見え方が変わるものなのです。
これはラグも例外ではありません。
ラグを選ぶ際には、ラグと床色の相性についても考えておきましょう。
ラグと床色のトーン(色の明るさや鮮やかさのこと)を揃えるか、対比させるかでインテリアの印象は大きく変わります。
【ラグと床色のトーンが同じ】
同じトーンの色を組み合わせるとまとまりのあるコーディネートになります。
特に床とトーンを揃えると、空間に馴染みやすいです。
複数色のコーディネートや、対照色のコーディネートでも比較的まとめやすいでしょう。
インテリアのコーディネートが苦手な方は、床と同じトーンのラグを選ぶのが無難です。
【ラグと床色のトーンが違う】
トーンの違う色同士を組み合わせると、インテリアにメリハリを持たせることができます。
同色系のコーディネートでアクセントが欲しいときは、床とラグにコントラストを持たせましょう。
色の対比が大きくなればなるほど、与えるインパクトも大きくなります。
配色バランスを意識する
カラーコーディネートをするときは、色の配分に気をつけることが大切です。
インテリアのカラーコーディネートは、配色黄金比を取り入れるとセンス良くまとまります。
配色黄金比とは、インテリアを「ベースカラー(70%)」「メインカラー(25%)」「アクセントカラー(5%)」に分類して配色することです。
▼配色黄金比▼
ベースカラー (70%) |
壁・床・天井 |
メインカラー (25%) |
カーテン・ラグ・家具 |
アクセントカラー (5%) |
クッション・小物など |
この中で、ラグはメインカラーに含まれることが多いです。
インテリアの主役となる色で、部屋全体のイメージを決定づけます。
実際に配色黄金比を取り入れたインテリアの例を見てみましょう。
ラグと小物にバランスよく緑を取り入れたコーディネート。
アクセントカラーを上手に活用することで、インテリアに深みが生まれます。
アクセントカラーは比較的変えやすい色ですので、気分や季節に合わせて様々な色合わせを楽しんでみてください。
写真のように黒をアクセントカラーにすると、空間が引き締まってモダンなインテリアになります。
寒い季節に暖かみが欲しい問いは、チアフルな黄色やオレンジがおすすめです。
アクセントカラーを使うときは、有彩色(白・黒・グレー以外の色)の数に注意しましょう。
有彩色の数が多いと雑然としてしまうので、2~3色程度に絞るようにしてください。
インテリアテイストに合わせる
緑色はインテリアに合わせやすい色です。
その中でも特に緑色の魅力が引き立つのは、以下のようなインテリアテイストになります。
■緑色と相性の良いインテリア■
- ナチュラル
- モダン
- 北欧
- ヴィンテージ
緑色はナチュラルインテリアや、北欧インテリアなど自然素材を多く使うテイストと相性が良いです。
コーディネートのポイントについては、次の章で詳しく紹介いたします。
緑のラグを使ったインテリアコーディネート例
ここからは緑のラグを使ったインテリアコーディネートの実例を紹介します。
ナチュラルインテリア
観葉植物と緑のラグを合わせることで、心安らぐナチュラルな空間に。
ラグのグラデーションが、まるで風にそよぐ草原のように美しい陰影を生み出しています。
こちらのラグは、天然素材ウールを100%使用しています。
素朴な風合いが、観葉植物や木製の家具との相性抜群です。
ナチュラルなインテリアに黒をアクセントで使用すると、空間全体の印象が引き締まります。
ウール100%!オールシーズン使えるインド製手織りギャッベのラグ
『キヨラ』
北欧インテリア
北欧インテリアは青や黄色など爽やかな色を差し色に使います。
どちらも緑と相性の良い色ですので、積極的に組み合わせて使いましょう。
可愛らしい円形のラグは空間を優しく彩ります。
防音&防ダニ&防炎&スベリ止め付き高密度のナイロンシャギーカーペット
『ラックス 江戸間』
無彩色インテリア
緑のラグは、無彩色(白・グレー・黒)インテリアのアクセントになります。
白を基調としたホワイトインテリアは、女性から特に人気の高いコーディネートです。
白に近い、淡いミントグリーンのラグを敷いて、空間を上品に彩りましょう。
グレー系のインテリアは、大人の落ち着きを演出します。
しかし、全部を同じトーンで統一してしまうと、退屈な印象になってしまうため注意が必要です。
トーンの違う家具や小物をセットし、インテリアにメリハリをつけるようにしましょう。
ヴィンテージインテリア
重厚感があり、男性からも人気の高いヴィンテージインテリア。
表情豊かなシャギーラグなど、温かみのあるデザインのラグを取り入れると空間が重くなり過ぎません。
ヴィンテージインテリアは、深緑やダークブラウン、黒など重厚感のある色でまとめましょう。
暗くなり過ぎてしまうときは、明るい色をポイントで使ってみてください。
明るいライトグリーンのラグが床とのコントラストを生み、空間全体のバランスを整えてくれます。
モダンインテリア
モダンインテリアに緑を取り入れると、洗練されつつも居心地の良い空間を演出できます。
上質な高密度ラグを敷き込むことで、ホテルのようなラグジュアリーなインテリアに…。
グレーを基調としたクールなモダンインテリア。
グレイッシュな緑のラグなら、大胆なデザインラグでも空間に馴染みます。
本記事のまとめ
本記事では、緑のラグの選び方と、緑のラグのおしゃれなコーディネートについて解説してきました
中間色である緑は、季節を問わずインテリアに取り入れやすい色です
緑のラグはナチュラルな家具との相性が良く、見ている人の心をリラックスさせます
リビングやダイニング、書斎などどんな部屋にも合わせやすい色です
同じ緑であっても、黄緑、深緑、モスグリーンなどトーンによって印象は大きく変わります
目指したいインテリアに合わせて最適なものをお選びください。