こたつの下に敷き込んで使用する敷布団は専用品でなくても問題ありません。
ラグやカーペットでも代用することができます。
こたつの敷布団のサイズ選びに迷ったときは、こたつの天板サイズを目安にしましょう。
本記事ではこたつの敷布団のサイズ目安とこたつ敷布団の選び方について解説いたします。
こたつの敷布団の必要性について
そもそも、こたつに敷布団が必要なのか疑問に思っている方もいるのではないでしょうか?
ヒーターや天板と違って、こたつの敷布団はこたつに絶対に必要なものではありません。
こたつの敷布団を使わずとも、こたつを使用することはできます。
しかし、こたつ生活を快適にするためには、こたつに敷布団を敷いておく方が望ましいです。
こたつの下に敷布団を敷いておくことで、さまざまな恩恵を受けることができます。
■こたつ敷布団を敷くメリット■
- 床からの冷えを予防する
- こたつの熱が床に逃げないようにする
- 座り心地を良くする
- 床を保護することができる
ラグや敷布団は断熱性や保温性が高く、床に座ったときの冷たさや硬さを和らげる効果があります。
同時に、こたつの熱が床に逃げるのも防ぐため、こたつの暖かさが増すのです。
低めの温度設定でも暖まりやすいため、冷暖房効率を高めることができるでしょう。
また、敷布団やラグはフローリングに比べでクッション性が高いことも特徴です。
こたつの下に敷いておくことで、座り心地を良くすることができます。
こたつの敷布団を敷いておくことで、床をこたつの熱や重さから守ることができるでしょう。
こたつの敷布団はラグで代用可能?
こたつの敷布団はラグやカーペットでも代用可能です。
こたつ専用の下敷き・敷布団は販売数が少なく、理想の一枚に出会えないこともあると思います。
そんなときは、ラグ・カーペットを代わりに敷いてお使いください。
ラグやカーペットの方が商品数が多いため、デザインや機能をしっかり厳選したい方は、ラグの中からお選びいただくと良いでしょう。
こたつの下にラグやカーペットを敷き込むときは、必ず「床暖房・ホットカーペット対応」のラグをお選びください。
ホットカーペット対応のラグを選ぶ方法はこちらの記事で詳しく紹介しています。
こたつ敷布団のサイズの選び方
こたつの敷布団を選ぶときに大切なのは、サイズです。
座ったときにゆったりと寛げるよう、ゆとりを持たせたサイズ選びを心がけましょう。
まずは、こたつの敷布団のサイズの選び方について解説いたします。
こたつ敷布団を選ぶポイント
こたつの敷布団のサイズは、こたつの天板の幅を基準に決定します。
「こたつの天板の幅+100cm」がこたつの敷布団サイズの目安です。
天板よりも100cm長いサイズにすることで、両サイドに50cmずつ座るスペースを確保できます。
こたつの敷布団は大きすぎる分には問題はありません。
こたつに入って横になりたい方、ゆとりをもって座りたい方は、より大きなサイズをお選びください。
こたつの片側の見に座る場合は、片に側50cm程度のゆとりができるようにしましょう。
こたつ敷布団のサイズ目安表
こたつは使用人数によって、おおよそのサイズが決まっています。
つまり、こたつの使用人数を参考にすることで必要なこたつ敷布団のサイズの目安もわかるという事です。
こちらに、こたつの使用人数別に、こたつの天板とラグサイズの目安を表にまとめました。
こたつの敷布団を購入される際にはこちらの表をご参照ください。
▼こたつの敷布団のサイズ目安表▼
使用人数 | こたつ天板サイズ | 敷布団サイズ目安 |
1~2人 | 105cm以下 | 1.5畳(130×190cm) ~2畳(190×190cm) |
2~4人 | 105cm ~130cm |
2畳(190×190cm) ~3畳(190×240cm) |
4~6人 | 130cm ~180cm |
3畳(190×240cm)~ |
こちらの数値はあくまで目安です。
こたつによって、天板のサイズが目安よりも前後することがあります。
サイズ目安だけでサイズを決めるのではなく、こたつの天板をメジャーで計測して敷物のサイズを選ぶようにしましょう。
こたつ敷布団の形状の選び方
こたつやこたつの敷き布団には、正方形や長方形、円形など様々な形状があります。
こたつの敷布団はこたつと同じ形状で選ぶと失敗が少ないです。
こだわりがなければ、長方形のこたつには長方形の敷布団、円形のこたつは円形の敷布団を敷くようにしましょう。
こたつやこたつ布団と異なる形状の敷布団を合わせることで、インテリアに変化をつけることができます。
こたつと違う形状の敷布団を選ぶ際は、座るスペース(天板から1人あたり50cm)を確保できるサイズをお選びください。
特にこたつが円形の場合、円形のラグは商品数が少ないため理想の敷布団に出会えないことがあるかもしれません。
そんなときは、正方形の敷布団で代用しましょう。
また、座る人数によっては正方形のこたつに長方形の敷布団を敷いていただくことも可能です。
正方形のこたつを2人で使用する場合は、幅のコンパクトな長方形の布団を敷く方がインテリアをすっきり見せることができます。
こたつ本体と異なる形状の敷布団を購入される場合は、「座って寛ぐスペースを確保できるか」を念頭に置いて吟味してください。
こたつ敷布団に使用できるラグの特徴
この章ではこたつ敷布団におすすめのラグの特徴を紹介します。
こたつの敷布団として使用しやすいラグの特徴は以下の通りです。
- 床暖房・ホットカーペット対応ラグ
- 保温性が高い厚手のラグ
- 年中使える薄手ラグ
- 暖かく機能性が高いウールラグ
- お手入れがしやすいラグ
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
床暖房・ホットカーペット対応ラグ
こたつ敷布団の代わりにラグ・カーペットを使用する場合は、大前提として「床暖房・ホットカーペット対応」のものを選びましょう。
ラグやカーペットには滑り止めや接着剤にラテックスと言うゴムが使われていることがあります。
このラテックスが耐熱性でないと、こたつの熱でラテックスが溶けてしまうことがあるのです。
床暖房・ホットカーペット対応のラグは耐熱性が高く、こたつを暖めてもラグのラテックスが溶ける心配は少ないです。
保温性が高い厚手のラグ
カーペットは厚みがあるほど保温性や断熱性が高くなります。
厚さ2cm以上のラグや低反発のウレタンラグは、クッション性や保温性が高いです。
座り心地も良いため、こたつで座って過ごす時間をより快適にしてくれるでしょう。
厚手のラグやシャギーラグは、夏に暑く感じられることもあります。
購入する前に、使わない時期に収納するためのスペースがあるかもご確認ください。
年中使える薄手ラグ
毛足の短いラグや、薄手のラグは冬だけでなく夏にも使いやすいです。
ラグをオールシーズン通して敷いておきたい方は、ほど良い薄さのものを選びましょう。
密度が高いウィルトン織りのカーペットは、薄手でも底つき感が少なく座って快適にお過ごしいただけます。
暖かく機能性が高いウールラグ
セーターやマフラーにも用いられるウールは、保温性や断熱性が高いことから冬のラグにもおすすめです。
ウールの毛はネジのような螺旋状になっており、繊維内にたっぷり空気を含んでいます。
空気層があることによって高い保温効果や断熱性を発揮できるのです。
こたつの下にウールラグ敷くと、床からの冷えを遮り、こたつの熱をキープすることができます。
ウールは通気性も良いため、汗ばむ季節もべたつかずサラッと快適にお過ごしいただけるでしょう。
ウール100%!オールシーズン使えるインド製手織りギャッベのラグ
『キヨラ』
お手入れがしやすいラグ
こたつを囲んで飲食される方は、こたつ敷布団への食べこぼしや飲みこぼしが気になると思います。
こたつ敷布団の衛生面が気になる方は、撥水ラグや洗濯機で洗えるラグなど、お手入れのしやすいものを選びましょう。
撥水機能付きのラグは、汚れが染み込みにくく汚れが落としやすいです。
また、洗濯機で洗えるラグなら、万が一汚れてしまっても手軽に洗濯できます。
掃除がしやすいラグの特徴についてはこちらの記事をご参照ください。
本記事のまとめ
本記事ではこたつの敷布団のサイズ目安と選び方について解説してきました。
こたつの下に敷布団を敷いておくことで、断熱性や保温性を高めることができます。
こたつ敷布団のサイズは、こたつの天板サイズ+100cmを目安にしましょう。
ゆとりを持たせたサイズにすることで、こたつに腰を下ろしたときにゆとりが生まれます。
オールシーズン使用する場合は、薄手のラグや通気性の良いウールラグをがおすすめです。
冬と夏でラグを敷き替えている場合は、断熱性の高い厚手のラグを選んでも良いでしょう。