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シャギーラグのゴミの取り方・掃除方法

シャギーラグのゴミの取り方・掃除方法

30~50mmの長い毛足を持つラグをシャギーラグと言います。

シャギーラグはラグジュアリーな印象を与えてくれますが、この長い毛足にゴミが入り込むと掃除をするのが大変です。

せっかくの美しい毛並みも、汚れてしまっては元も子もありません。

定期的にお手入れをしてゴミを取り除き、シャギーラグを長くきれいに使えるようにしましょう。

本記事ではシャギーラグのゴミの取り方と、お手入れ方法について解説いたします。

シャギーラグはお手入れが大変?

手触りの良いシャギーラグ

ボリュームたっぷりの毛足が魅力のシャギーラグ。
一方で、毛足が長いことでお手入れがしにくいのでは?と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

シャギーラグのお手入れが大変と言われるのは、毛足が長いと掃除機でゴミが吸い取りにくいからです。

毛足が長い分、ゴミや埃が絡まりやすくなってしまいます。

特に毛足の根元に入り込んだゴミは、ラグ表面に掃除機を掛けるだけでは落としきれないこともあるのです。

毛足が長くなるほど掃除の手間がかかってしまうことを覚えておきましょう。

シャギーラグをお選びになるときは、毛足の長さとお手入れの手間を天秤にかけてお選びください。

面積の小さなラグであれば、干した状態でラグを叩くことでホコリを落とすことができます。
広い面積に敷き込む場合は、毛足がやや短いセミシャギーやミドルシャギーのラグがおすすめです。

シャギーラグの特徴やデメリットについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

毛足が長いラグの掃除方法

この章では、シャギーラグのお手入れ方法を掃除の頻度別に紹介いたします。

  • シャギーラグについたゴミの取り方
  • 週1回は掃除機掛け
  • 月1~2回は拭き掃除
  • 年1~2回水洗い
  • 年1~2回は陰干し

定期的にお手入れをし、シャギーの毛並みの手触りや美しさを保ちましょう。

シャギーラグについたゴミの取り方

ゴム手袋

シャギーラグは毛足が長いため、掃除機を掛けるだけでは中に入ったゴミを取り除くことができない場合があります。
毛足の長いラグをお手入れするときは、掃除機を掛ける前に毛足の奥に入り込んだゴミをかき出しておくことが大切です。

掃除機を掛ける前に、カーペット用ブラシでブラッシングをしておきましょう。
毛並みを起こすように優しくブラシをかけることで、毛の根元にあるゴミをかき出すことができます。

また、シャギーラグの表面についている髪の毛や小さなゴミを取り除くには、ゴム手袋がおすすめです。

ゴム手袋を装着し、カーペットの毛足を撫でましょう。
毛並みの間に入り込んだ髪の毛やゴミが、静電気の力でゴム手袋に吸着します。

週1回は掃除機掛け

ラグを掃除している様子

カーペットの基本のお手入れは掃除機掛けです。

週に1~2を目安にシャギーラグに掃除機を掛けてください。

縦・横・斜めなど様々な角度から掃除機を掛けることで毛並みが起き、毛足の根元に入り込んだゴミを取り除くことができます。
また、毛足の奥に空気を送り込むことができるため、湿気対策としても有効です。

毛足を傷めないよう、掃除機はゆっくり丁寧に掛けるようにしてください。

掃除機の回転ブラシは毛足の奥に入り込んだゴミをかき出してくれますが、同時にラグの毛足を傷めてしまいます。
ラグに掃除機を掛けるときは、必ず回転ブラシはオフにしてください

ロボット掃除機とシャギーラグは、相性が良くありません
毛足や段差に引っ掛かってしまったり、毛足が絡まったりすることがあるからです。
ロボット掃除機使用したい方は、ご利用前に掃除機のメーカーに事前にお問い合わせください。

月1~2回は拭き掃除

ギャッベを拭き掃除している

ラグに掃除機を掛けるだけでは、汗や皮脂などの汚れを落とすことはできません。
シャギーの毛並みを美しく保つためにも、月に1~2回は拭き掃除をおこないましょう。

水拭きの手順は以下の通りです。

■シャギーラグの水拭き方法

  1. ラグに掃除機を掛ける
  2. 水に浸した雑巾でラグを拭く
  3. 乾いた雑巾で水気を取り除く
  4. 陰干しなどでラグを乾かす

シャギーラグは、予めブラッシングと掃除機掛けをすませておきます。

ぬるま湯に浸して固く絞った雑巾で、シャギーラグの毛並みを叩き拭きしましょう。
毛足はゴシゴシと擦らないよう気をつけてください。

水拭きで汚れが落ちないときは、薄めた中性洗剤を雑巾に含ませて拭いていきます。
先にラグの目立たないところで試し拭きしておくと安心です。
中性洗剤で汚れがきれいになったら、水拭きでしっかりと洗剤を落としきってください。

最後に乾拭きし、陰干しなどでラグを乾燥させましょう。

 

年1~2回水洗い

カーペットの洗濯表示を確認し、水洗いができる場合は洗濯をしても良いでしょう。
水洗いすると毛足についた皮脂や汗の汚れが落ち、ふわふわの毛並みが戻りやすくなります。

洗濯をしても問題がないか、事前にラグについている洗濯表示をご確認ください。

▼洗濯処理に関する洗濯表示

水洗い不可
洗濯処理不可のマーク

水洗いできません

手洗い可
手洗いによる洗濯慮氏ができるマーク

手洗いによる洗濯処理ができます

洗濯機洗い可
洗濯機で通常の洗濯処理ができるマーク

洗濯機による洗濯処理がかのうです

出典:消費者庁HP.「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」.
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html

水洗い不可でなければ、ラグを洗うことができます。

シャギーラグの洗濯方法は以下の通りです。

■シャギーラグの洗濯方法

  1. ラグに掃除機を掛ける
  2. 洗濯表示に従い洗濯する
  3. ラグを脱水する
  4. 軽くブラッシングをする
  5. 日陰で干して乾燥させる

ラグに汚れが付着していると水洗いのときに滲んでしまいます。
掃除機でゴミを取り除いてから洗濯をおこなってください。

手洗いする場合は、バスタブで踏み洗いするのがおすすめです。

洗濯機はラグに負荷が掛かりやすいため、洗濯ネットに入れて洗うようにしましょう。
水量は多めに設定し、水流は弱めに設定をしておきます。

洗濯の際は、おしゃれ着用の中性洗剤をご使用ください。

脱水後にブラッシングをすると、シャギーの毛並みが整います。
乾燥機はラグを傷める原因となるため、日陰で自然乾燥させましょう。

シャギーラグは毛足の根元まで完全に濡れると乾かすのに時間がかかります。
水拭きをするときは、お天気の良い日の午前中に作業を開始してください。

コインランドリーを活用すると、大きなシャギーラグでも洗濯機で洗うことができます。

コインランドリーを使った洗濯方法についてはこちらの記事をご参照ください。

年1~2回は陰干し

カーペットを干している

ラグに湿気がこもると、ダニやカビが発生しやすくなります。

年に1~2回はラグを陰干しして、溜まった湿気を取り除きましょう。

晴れた日に、風通しの良い場所にラグを裏面を上にして陰干しします。

ラグにこもった湿気は裏側から抜けていきます。
また、紫外線によってラグの毛足が傷んでしまうことがあるため、必ず裏返した状態で干してください。

ある程度湿気を取り除くことができたら、布団たたきでトントンと叩いて埃出しをします。
埃出しなら、掃除機やブラッシングで落ち切らないゴミも落とすことが可能です

室内に取り込んだら、毛並みを起こすように掃除機を掛けましょう。

シャギーラグの毛並みを復活させるには?

シャギーラグの毛足

丁寧にお手入れをしていても、カーペットの毛足が傷んでしまうことはあります。

この章では、へたってしまったシャギーラグの毛並みを復活させる方法について解説いたします。

アイロンのスチームを掛ける

毛足が寝てしまったときは、スチームアイロンの蒸気を当ててみましょう。
シャギーに蒸気を当てることで、へたってしまった毛並みをふわふわに戻すことができます。

高温が苦手なので、低温のスチームをお使いください。
手で軽く毛並みを撫でながら、優しくアイロンをかけていきましょう。

スチームアイロンの他、低温モードや弱風のドライヤーでも代用可能です。
蒸しタオルなどでラグを湿らせてからドライヤーを当ててください。

ブラッシングをする

専用のカーペットブラシでブラッシングをおこなえば、カーペットの毛並みが戻りやすくなります。

毛足が乾いた状態でブラッシングすると毛足が傷みやすいです。
ブラッシングをする前に、蒸しタオルを使ってラグを部分的に湿らせておきます。

毛足が湿ってきたら、毛並みを根元から起こすようなイメージでブラシを掛けてください。

強くブラシをかけるとカーペットの毛が抜けてしまいます。
ブラシをかけるときは、ゆっくり優しく掛けるようにしてください。

洗濯や水拭きでラグが湿っているときにブラッシングも済ませておくと、家事の時間を節約できます。

ブラッシングは過度におこなうと抜け毛の原因となります
優しく丁寧にブラッシングするよう心掛けてください。

水拭きor水洗い

皮脂や汗などの汚れに、埃やゴミが付着するとベタベタとラグの毛足が固まってしまいます。
これも、シャギーラグがへたってしまう大きな要因の1つです。

カーペットに掃除機を掛けるだけでは、皮脂や汗などの汚れを落とすことはできません。
水拭き水洗いをして、皮脂や汗の汚れも落としておきましょう。

定期的に洗濯しておくことで、ラグの黒ずみやくすみも予防できます。
汚れがひどいときには、中性洗剤をお使いください。

毛足が湿った状態のままだとカビやダニが発生しやすくなるため、濡らした後はラグを完全に乾燥させましょう

シャギーラグの状態によっては買い替えも検討する

ラグやカーペットは、どれほど丁寧に取り扱っていても経年により劣化してしまいます。
ブラッシングや水拭きをしても毛足の風合いが戻らないときは、買い替えも検討しましょう。

最後に、当店自慢のラグジュアリーなシャギーラグをご紹介します。

本記事のまとめ

本記事では、シャギーラグのお手入れ方法について解説いたしました。
シャギーラグの毛並みを美しく保つためには、定期的なお掃除が欠かせません。

シャギーラグは長い毛足に埃やゴミが入り込んでしまいやすいです。
掃除機を掛ける前に、ブラシやゴム手袋を使って毛足の奥に入り込んだゴミを取り除いておきましょう。

掃除機は、毛並みを起こすようなイメージでゆっくり丁寧に掛けてください。

また、汗や皮脂によって毛並みがへたってしまうことがあります。
拭き掃除や水洗いをして毛足に付着した汚れを落としましょう。

定期的なメンテナンスを行うことで、シャギーの豊かな風合いを長くお楽しみいただけます。

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