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カーペット・ラグのお手入れ方法

ご自宅でできるカーペットやラグのお手入れとメンテナンス方法をご紹介いたします。
掃除機のかけ方・拭き掃除の仕方、汚れの種類と取り方など詳しくご紹介しています。


日常のお手入れ

週に1~2回程度

掃除機掛けのイメージ画像

掃除機掛け

日々のお手入れの基本は、掃除機でゴミやホコリを取り除くことです。
掃除機はパイルの毛並みに逆らうようにして根元からしっかりとかけ、パイルの1本1本の隙間に空気が通るようにして、ゴミやチリを吸い取ります。

月に1~2回程度

雑巾での拭き掃除のイメージ画像

雑巾での拭き掃除

定期的な水拭きをお手入れにプラスすることで、匂いの発生を防ぐことができます。水拭きの後は、しっかりと水分を拭き取り、乾燥させるよう心がけましょう。

お天気の良い日など

湿気をためないように換気のイメージ画像

湿気をためないように換気

日ごろから湿気をためないことが大切です。天気の良い日は窓をあけて、お部屋に新鮮な風を通したり、梅雨時などには除湿機が効果的です。
ラグは時々裏返したり、持ち上げて裏側にも風を通すとよいですね。


掃除機のかけ方

逆目にかけるのイメージ画像

逆目にかける

掃除機は、パイルの毛を起こすようにしながらかけ、根元のホコリやゴミ、髪の毛を取り払います。特によく歩いたり座ったりするところには、ゴミがたまりやすいので集中的に。

1平方メートルあたり20秒のイメージ画像

1平方メートルあたり20秒

1平方メートルにつき20秒程度を目安に、しっかりとかけることでゴミやダニなどをしっかりと吸い取ることができます。

ラグの場合は床ものイメージ画像

ラグの場合は床も

ラグの下も忘れずに。ダニの原因になるゴミをしっかり取り除いておくことが大切です。

ご注意ください

●回転ブラシ付き掃除機の使用は、パイル部分の抜けが多くなる為、ご使用はお控え下さい。
●強く擦り付けるように掃除機を当てたり、掃除機を長時間かけ過ぎたりすると繊維を傷める可能性が御座います。優しく丁寧を心がけてください。
●強く擦りつけるようなかけ方は、特に毛足の長いラグの場合、毛足を傷める可能性があるのでご注意ください。


拭き掃除の方法

水拭きで毛並みに沿って拭くのイメージ画像

水拭きで毛並みに沿って拭く

雑巾をしっかりと固く絞り、パイルの毛並みにそって拭きます。ケアタグを見て、中性洗剤が大丈夫な場合は中性洗剤を数滴入れるとより汚れがとれます。

乾拭きは毛並みに逆らって拭くのイメージ画像

乾拭きは毛並みに逆らって拭く

水拭き後は、乾いた雑巾で倒れた毛並みを立てるようにして、 水分をしっかり取り除きます。

最後は湿気をとばしましょうのイメージ画像

最後は湿気をとばしましょう

窓をあけて、お部屋に新鮮な風を通したり、梅雨時などには除湿機が効果的です。
屋外で干せるサイズの場合は、 裏返しにし日陰干しましょう。

ご注意ください

●天然繊維であるウール、綿、麻、絹などの場合は色落ちする可能性が高いのでご注意下さい。 どうしても拭き掃除をしたい場合は、家具の下など見えない部分で試し拭きして下さい。撥水加工が施されている場合、拭き掃除をすると撥水効果が薄れる可能性が御座います。
●中性洗剤を使用した場合は、乾拭きの前に洗剤の入っていないぬるま湯を硬く絞ったぞうきんで、上から軽く叩くように中性洗剤が取れるまで拭き上げます。
●直射日光は色落ちの原因となります。必ず陰干し・裏返しで干してください。


湿気対策

半分ずつ風通しのイメージ画像

半分ずつ風通し

換気をするといっても、物干し竿にかけるといった大掛かりな方法でなくても大丈夫。敷物を敷いた状態で本のページをめくるように半分に折り、裏面に空気が当たるようにするだけで効果的です。

日陰干しのイメージ画像

日陰干し

裏側から軽くたたいて埃を落とします。
敷物の湿気は裏から抜けていきます。又、紫外線による退色(色褪せ)を防ぐため、基本は裏側を外向きにし、陰干しする事をおすすめしています。天日干しする場合は、長時間・頻繁にはお避け下さい。

外の空気を入れるのイメージ画像

外の空気を入れる

晴れた日には窓をあけて、お部屋に新鮮な風を通します。梅雨時などには除湿機が効果的です。屋外で干せるサイズの場合は、裏返しにし日陰干しましょう。

ご注意ください

●天然繊維であるウール、綿、麻、絹などの場合は色落ちする可能性が高いのでご注意下さい。どうしても拭き掃除をしたい場合は、家具の下など見えない部分で試し拭きして下さい。
●直射日光は色落ちの原因となります。ご注意ください。


こぼし汚れの対処法

固形物の汚れ

固形物の汚れは、掃除機掛けが基本のイメージ画像

掃除機掛けが基本

細かい粉状のものは、絨毯の裏面にまで通りぬける場合があります。ラグの場合は表面だけでなく敷物をめくって、裏面、床面も掃除機掛けをしてください。

液体汚れ

液体汚れは、素早くふき取るのイメージ画像

素早くふき取る

ネバネバしたものや、個体のものはスプーンやフォークで取り除きましょう。汚れが広がるのを防ぎます。(例えば、ケチャップやマヨネーズ、ヨーグルトなど粘度の高いもの)


液体汚れの対処法

液体を吸い取るのイメージ画像

液体を吸い取る

こぼしたところに乾いた雑巾を押し当て、液体が広がらないようにしっかり吸い取ります。
ここではポンポンするのではなく、押さえつけるのがポイントです。

雑巾で水拭きをするのイメージ画像

雑巾で水拭きをする

水で湿らせて固く絞ったきれいな雑巾での毛の流れにそって水拭きをします。
ゴシゴシこすらず、ポンポンと叩き落すイメージでお手入れしてください。

ぬるま湯で汚れを流しだすのイメージ画像

ぬるま湯で汚れを流しだす

汚れに少しづつぬるま湯をかけ、きれいな雑巾で軽く叩き、汚れを移します。温度は40℃以上をおすすめします。このお手入れを根気よく数回繰り返します。(目安3~4回)

中性洗剤を使用のイメージ画像

中性洗剤を使用

ぬるま湯でのお手入れで汚れが落ちない場合は、衣料用の中性洗剤を使用します。
洗剤を薄めた水で絞ったタオルでポンポンと叩いて落とします。ゴシゴシこすらないようにご注意ください。

洗剤が残らないようしっかり水拭きのイメージ画像

洗剤が残らないようしっかり水拭き

水で湿らせて固く絞ったきれいな雑巾で、敷物の毛の流れにそって水拭きをします。
ゴシゴシこすらず、ポンポンと叩き落すイメージでお手入れしてください。

乾いた雑巾で拭く・乾かすのイメージ画像

乾いた雑巾で拭く・乾かす

乾燥をさせる前に、できるだけ水気をなくしましょう。裏面まで湿っているので、しっかり乾かします。
敷き込みカーペットの場合や冬場、湿気の高い時期には、暖房や除湿器など使ってお部屋を乾燥させてください。完全に乾くまでには数日かかります。

ご注意ください

●こぼしてから時間がたっていたり、こぼしたものによっては、上記のお手入れでも落としきれない場合がございます。その場合は、専門のクリーニング業者様に出すと安心です。ご検討ください。
●こぼした液体の臭いが残っている場合は、汚れが落としきれていないというサインです。何度か水拭きを行ってください。
●ウール素材の敷物に中性洗剤を使用する場合には、ウールマークのついている洗剤だと安心です。

シミの原因別・取り方のご紹介

  • 塩素系漂白、酸素系漂白剤は絶対に使わないでください。
  • ここでいうアルコールとは、市販の消毒用アルコール(エタノール)のことを指します。
  • これらのお手入れ方法は、主にウール素材の場合に適しています。素材によっては、色落ちや移染などのダメージにつながることもあります。敷物の端など、目立たないところでお試しになってから、お手入れしください。
  • カーペットのシミや汚れには複合したものや、さまざまな繊維が使われている場合があります。汚れが不明なものや汚れ方がひどい場合は、専門の業者様にご相談することをおすすめします。
紅茶
コーヒー類
水で固く絞った雑巾で拭いてください。生クリームやミルク入りのときは、薄い洗剤液で拭いてください。古いシミは、レモン片か酢で拭くと効果的です。
ビール
洋酒
日本酒
水またはぬるま湯を、布か綿棒に含ませて、シミを吸い取らせるような感じでたたいてください。ぬるま湯でも落ちないときは、中性洗剤をご使用ください。
ジュース
(果実汁)
汚れてすぐであれば、水、ぬるま湯をふくませた雑巾で拭いてください。シミが残るときは、中性洗剤で落としてください。
キャンディー類 お湯に洗剤を溶かし、それで絞ったタオルで拭きとってください。もし、跡が残っていたら、アルコールで軽く拭いてください。
チョコレート ティッシュなどで拭いてから、先にベンジンでたたいて脂肪分を取る。その後、洗剤溶液でたたき出す。
ケチャップ 紙でとり、酢で拭いてください。色が残ったらオキシドールで拭いてください。
しょう油
ソース
ティッシュペーパーなどでできるだけ吸い取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。古いシミはオキシドールで漂白してください。
生クリーム
バター
マヨネーズ
お湯を含ませた布で拭いてください。その後、洗剤液で拭いてください。まだ残るようならアルコールで、拭いてください。
口紅 アルコールでこすり取り、洗剤を入れたぬるま湯で拭いてください。
香水
化粧水
石鹸水で拭いてください。
クレヨン
靴ズミ
ひどい汚れはアルコールを歯ブラシにつけて、たたくようにして取り、その後ぬるま湯で拭いてください。
ふん
(犬、猫など)
漂白剤入りのクレンザーを盛り上げ、べとべとしたものを吸い取らせてください。乾いてから掃除機の隙間ノズルで吸引してください。漂白剤は殺菌作用があり臭気も消えます。
よく乾かして指先で落としてからブラッシングしてください。その後、洗剤を入れたぬるま湯を含ませた雑巾でたたき落としてから水で拭いてください。
血液 オキシドールで拭くと簡単、または水洗いしてから石鹼か、アルコールで洗い、アンモニア液に浸す。古いシミはオキシドールで漂白してください。

へこみの取り方

ドライヤーをあてるのイメージ画像

ドライヤーをあてる

ぬるま湯で湿らせた布でへこみ部分を湿らせます。ドライヤーの温風を当てながら、毛を立てるようにやさしくブラッシングします。
湿りがなくなるように、乾いたタオル又はドライヤーでしっかり乾燥させましょう。

スチームアイロンをあてるのイメージ画像

スチームアイロンをあてる

アイロンはべったりつけないようにし、少し離してスチームをあてるようにしましょう。スチームは1回10秒程度が目安です。1回で治らない場合は2,3回と様子を見ながら行ってください。
スチームの湿気は、乾いた布などでしっかり吸い出してください。ドライヤーで乾かして頂くとふんわり仕上がり、より効果的です。


ラグの収納方法

掃除機掛けをするのイメージ画像

掃除機掛けをする

敷物の表面についたゴミや汚れをしっかり掃除し、害虫や雑菌の餌になる有機物を取ることが大切です。表面だけではなく裏面も掃除機掛けを行いましょう。
できれば、固く絞った清潔な雑巾で水拭きをするとさらに効果的です。

スチームアイロンをあてるのイメージ画像

風通し

大きいサイズのものや、干す場所がない場合は、ラグを半分づつめくるという簡単な方法でも十分に効果的です。

ロール状にまるめるのイメージ画像

ロール状にまるめる

長期保管する場合はシワの原因になりますので、ロール状で保管するのがおすすめです。この時、内側に防虫剤や乾燥剤を添えて巻いて頂くと効果的です。押入れやクローゼットの中で床に直置きすると湿気がたまりやすい為、棚や椅子の上に横に置いて保管することが理想的です。


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